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お知らせ 2025.11.15
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就業体験や出張講義で連携 彦根市 日福大 市社協

協定書に署名する(左から)原田学長、田島市長、磯谷会長=彦根市役所で
市が学生の市役所訪問、政策提案や長期インターンシップ(就業体験)を受け入れるほか、市職員が大学での出張講義に出向くなどして協力する。現場の声を学生に伝えながら実践的な学びの場を提供し、次世代を担う人材を育成する。
締結は、元彦根市職員の野崎孝志さんが2022年から日本福祉大で非常勤講師を務める縁で実現した。同大学が県内自治体と同様の協定を結ぶのは初めて。
市役所で10月31日、締結式があり、原田正樹学長と彦根市の田島一成市長、市社協の磯谷直一会長が協定書に署名した。原田学長は「3者が一つとなり、地域の課題に応えていける協定にしたい」と語った。
田島市長は、人口減少や財政難といった市が抱える課題に触れ「若い人の感性や発想で、行政や福祉の分野に提案してほしい。将来、彦根市で働きたいと思ってもらえるような機会を提供したい」と期待を込めた。
(2025年11月15日 中日新聞朝刊広域滋賀版より)