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2016.07.06
CBC杯中部学生マッチプレー
■光田が男子部門連覇 中部学院大3年 日本アマでも活躍誓う
第43回CBCテレビ杯争奪中部学生マッチプレー選手権は6月28日から3日間、愛知県東郷町の名古屋ゴルフ倶楽部和合コースで行われた。初日ストロークプレーの男子上位8人、女子4人がマッチプレーに進出し、男子は光田智輝(中部学院大3年)が中山絹也(中部学院大1年)を4アンド2で下し連覇した。女子は坂口悠菜(名商大4年)が池田美菜(中部学院大3年)を1アップで下し、2度目の優勝を飾った。3位は男子が富岡宇翔(金沢学院大1年)、女子は嶋貫友紀(愛大1年)だった。
【300ヤードの飛ばし屋】
男子は光田が連覇を決めた。苦しかったのは2日目のマッチプレー準決勝の富岡戦だったという。13番まで2ダウンしていたが、14、15番を取って追いついた。ところが、16番で1ダウン。必死の思いで最後の18番で追いつき、試合はサドンデスのエキストラホールへ。「20ホール目でなんとか振り切ることができましたが、苦しかった」と顔をしかめた。
決勝は同じ中部学院大1年の中山を4&2の快勝で破った。現在の中部学連では実力ナンバーワンの存在。春の中部アマプロで勝ち、初めてプロトーナメントの中日クラウンズに出場。秋のトップ杯東海クラシックにも東海テレビ杯学生を勝って出場を決めている。
300ヤード前後まで飛ばすドライバーの飛距離は中部学生ではトップクラスだが、その分、飛びすぎてOBなど、もったいないミスも目立つ。「僕の課題はそこなんです。もっと2打目の距離を残しても、安全な道を選ぶとか考えないと」と本人もわかっているが、その判断がゴルフの難しいところでもある。
目標は5日に開幕した日本アマ。「大事にプレーしてみたいと思う。できるかどうかわかりませんが」と笑ったが、初日は7位で発進した。 (児玉光雄)
【女子は2年ぶり坂口V 名商大卒業後、岡山でプロ目指す】
女子は名商大4年の坂口が最終18番で池田を振り切り、2年ぶり2回目の優勝を飾った。坂口の1アップで迎えた16番パー4では、2打目をピンまで2メートルにつけたが、先に池田に5、6メートルのバーディーパットを入れられて追いつかれた。18番では池田がボギーを打って決着がついたが、「あの16番は入れ返せないと」と反省する。
岡山から名商大に入学して最上級生になった。卒業後は実家のある岡山に帰ってプロを目指すという。そのためにもやっておかなければならないことがある。それは同い年の最大のライバル、福井工大の松田唯里に勝つことだ。実は「私の勝っている4試合は唯里さんが出てない試合ばかり」(坂口)なのである。
大学では単位も取って無事に4年で卒業できる見通しがついている。もう少し飛距離が欲しい頑張り屋さんである。
(2016年7月6日 中日スポーツ9面より)
第43回CBCテレビ杯争奪中部学生マッチプレー選手権は6月28日から3日間、愛知県東郷町の名古屋ゴルフ倶楽部和合コースで行われた。初日ストロークプレーの男子上位8人、女子4人がマッチプレーに進出し、男子は光田智輝(中部学院大3年)が中山絹也(中部学院大1年)を4アンド2で下し連覇した。女子は坂口悠菜(名商大4年)が池田美菜(中部学院大3年)を1アップで下し、2度目の優勝を飾った。3位は男子が富岡宇翔(金沢学院大1年)、女子は嶋貫友紀(愛大1年)だった。
【300ヤードの飛ばし屋】
男子は光田が連覇を決めた。苦しかったのは2日目のマッチプレー準決勝の富岡戦だったという。13番まで2ダウンしていたが、14、15番を取って追いついた。ところが、16番で1ダウン。必死の思いで最後の18番で追いつき、試合はサドンデスのエキストラホールへ。「20ホール目でなんとか振り切ることができましたが、苦しかった」と顔をしかめた。
決勝は同じ中部学院大1年の中山を4&2の快勝で破った。現在の中部学連では実力ナンバーワンの存在。春の中部アマプロで勝ち、初めてプロトーナメントの中日クラウンズに出場。秋のトップ杯東海クラシックにも東海テレビ杯学生を勝って出場を決めている。
300ヤード前後まで飛ばすドライバーの飛距離は中部学生ではトップクラスだが、その分、飛びすぎてOBなど、もったいないミスも目立つ。「僕の課題はそこなんです。もっと2打目の距離を残しても、安全な道を選ぶとか考えないと」と本人もわかっているが、その判断がゴルフの難しいところでもある。
目標は5日に開幕した日本アマ。「大事にプレーしてみたいと思う。できるかどうかわかりませんが」と笑ったが、初日は7位で発進した。 (児玉光雄)
【女子は2年ぶり坂口V 名商大卒業後、岡山でプロ目指す】
女子は名商大4年の坂口が最終18番で池田を振り切り、2年ぶり2回目の優勝を飾った。坂口の1アップで迎えた16番パー4では、2打目をピンまで2メートルにつけたが、先に池田に5、6メートルのバーディーパットを入れられて追いつかれた。18番では池田がボギーを打って決着がついたが、「あの16番は入れ返せないと」と反省する。
岡山から名商大に入学して最上級生になった。卒業後は実家のある岡山に帰ってプロを目指すという。そのためにもやっておかなければならないことがある。それは同い年の最大のライバル、福井工大の松田唯里に勝つことだ。実は「私の勝っている4試合は唯里さんが出てない試合ばかり」(坂口)なのである。
大学では単位も取って無事に4年で卒業できる見通しがついている。もう少し飛距離が欲しい頑張り屋さんである。
(2016年7月6日 中日スポーツ9面より)