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中日新聞掲載の大学記事

2016.06.18

専門生かし災害対策 豊明 医薬福祉の学生議論

 南海トラフ地震に備え、医療や薬学、福祉を学ぶ学生が互いに専門知識を生かしチームで何ができるか話し合い、対策や計画として発表する特別授業が17日、豊明市の藤田保健衛生大であった。

 学科が違う学生が協力する大切さを学ぶのが狙い。初めて他大学として日本福祉大と名城大が参加し、3大学9学科の550人が93チームに分かれて話し合った。

 各チームは避難所生活の改善、物資備蓄、感染症予防などのテーマで発表。車いすを使う学生の視点を取り入れたチームは、車いすで通れない場所がないか歩いて確かめて緊急時に使える避難路マップを作る案を示した。

 藤田保健衛生大看護学科3年の中村美月さん(20)は「皆疾患の知識があるので議論しやすかったが、学科が違うと考え方が違い意見をまとめるのが大変」と話した。投票で選んだ11チームの発表会が24日にある。(室木泰彦)

(2016年6月18日 中日新聞朝刊県内版より)
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