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2009.07.15
アメリカセラミック学会ストーキー賞受賞
人工骨・関節の開発に取り組んでいる中部大生命健康学部の小久保正教授(69)が、ガラス関連技術の優れた研究に贈られるアメリカセラミック学会ストーキー賞を日本人で初めて受賞した。春日井市松本町の同大キャンパスで14日、受賞報告会が開かれ、学生ら30人を前に「30年以上にわたる研究が評価された」と喜びを語った。(木谷孝洋)
『30年の研究が評価』中部大 小久保教授喜び報告
同賞は調理鍋や建築資材などに使用される結晶化ガラスを発明したドナルド・ストーキー博士の業績をたたえて2006年に設立。光ファイバーなど革新的なガラス製品を生み出した科学者を毎年一人表彰している。
小久保教授は医療用人工材の開発が専門で、1981年には骨と自然にくっつくセラミックスを開発。2007年にはチタン合金を使った人工関節の実用化に成功した。チタン合金製人工関節はこれまで2000件の手術で使われたという。
報告会では、研究の概要や6月にカナダ・バンクーバーで開かれた授賞式の様子を紹介し、「生命科学の分野では細胞と遺伝子の研究が主流。工学的アプローチが認められたことは意義深い」と話した。
(2009年7月16日 中日新聞朝刊なごや東版より)
『30年の研究が評価』中部大 小久保教授喜び報告
同賞は調理鍋や建築資材などに使用される結晶化ガラスを発明したドナルド・ストーキー博士の業績をたたえて2006年に設立。光ファイバーなど革新的なガラス製品を生み出した科学者を毎年一人表彰している。
小久保教授は医療用人工材の開発が専門で、1981年には骨と自然にくっつくセラミックスを開発。2007年にはチタン合金を使った人工関節の実用化に成功した。チタン合金製人工関節はこれまで2000件の手術で使われたという。
報告会では、研究の概要や6月にカナダ・バンクーバーで開かれた授賞式の様子を紹介し、「生命科学の分野では細胞と遺伝子の研究が主流。工学的アプローチが認められたことは意義深い」と話した。
(2009年7月16日 中日新聞朝刊なごや東版より)
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