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2016.01.19
気仙沼のサメ おにぎりに 名古屋学院大生が開発・販売
名古屋学院大の学生4人が18日、東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市の特産のサメを具材に使ったおにぎりを、熱田区の同大名古屋キャンパス白鳥学舎で販売した。学生たちが商品を開発し、販売にこぎ着けた。 (天田優里)
学生4人は、いずれも外国語学部3年の中島実香さん(21)=あま市甚目寺=と、小沢葉純さん(21)=扶桑町=の二人と、瀬戸キャンパスにあるリハビリテーション学部の1年生二人。
同大は全国の学生が被災地の企業で職業体験をする復興庁主催の復興支援インターンに参加しており、4人は昨年8月末から7日間、気仙沼市を訪れた。水産加工業者「足利本店」で、梱包(こんぽう)作業や出荷作業を体験しながら、サメの解体も見学。フカヒレのイメージしかなかった4人はサメ全体が食べられることを知り、サメ肉を通じて同市の産業復興を支援できないか考えるようになった。
4人は「愛知らしい食べ物にしよう」とサメ肉を使った天むすを考案。おにぎりの製造・販売を手掛ける駒の屋(瑞穂区)に話を持ち掛けたところ、「具をサメの照り焼きにしたらおいしくなる」と助言を受け、「てりサメむすび」として同店が調理、販売することになった。
18日の販売会では、中島さんと小沢さんらが「サメ肉おむすびどうですか」と学生に声を掛けながら、1個110円のおにぎりを限定50個で販売した。購入した商学部2年の矢嶋俊皓さん(20)=緑区=は「ツナみたいな感じでおいしかった」と話した。中島さんは「気仙沼の食材を使った商品で復興支援に協力できてうれしい」と笑顔を見せた。今後の同キャンパスでの販売は未定という。
(2016年1月19日 中日新聞朝刊市民総合版より)
学生4人は、いずれも外国語学部3年の中島実香さん(21)=あま市甚目寺=と、小沢葉純さん(21)=扶桑町=の二人と、瀬戸キャンパスにあるリハビリテーション学部の1年生二人。
同大は全国の学生が被災地の企業で職業体験をする復興庁主催の復興支援インターンに参加しており、4人は昨年8月末から7日間、気仙沼市を訪れた。水産加工業者「足利本店」で、梱包(こんぽう)作業や出荷作業を体験しながら、サメの解体も見学。フカヒレのイメージしかなかった4人はサメ全体が食べられることを知り、サメ肉を通じて同市の産業復興を支援できないか考えるようになった。
4人は「愛知らしい食べ物にしよう」とサメ肉を使った天むすを考案。おにぎりの製造・販売を手掛ける駒の屋(瑞穂区)に話を持ち掛けたところ、「具をサメの照り焼きにしたらおいしくなる」と助言を受け、「てりサメむすび」として同店が調理、販売することになった。
18日の販売会では、中島さんと小沢さんらが「サメ肉おむすびどうですか」と学生に声を掛けながら、1個110円のおにぎりを限定50個で販売した。購入した商学部2年の矢嶋俊皓さん(20)=緑区=は「ツナみたいな感じでおいしかった」と話した。中島さんは「気仙沼の食材を使った商品で復興支援に協力できてうれしい」と笑顔を見せた。今後の同キャンパスでの販売は未定という。
(2016年1月19日 中日新聞朝刊市民総合版より)