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中日新聞掲載の大学記事

2015.12.04

憲法や平和話し合う はたらく女性の県集会

 「はたらく女性の県集会」が名古屋市熱田区の労働会館であった。「安心して働き続けるためには平和であることが必要」との考えで「みんなで考えよう 民主主義ってなんだ!」をテーマに設定。元自衛官や戦争体験者、専門家らが憲法や平和について話した。

 東海地方の若者でつくる「SEALDs(シールズ) TOKAI」のメンバーで、大学2年の海老原陽奈さん(19)=名古屋市北区=は「国民ではなく米国の声を聞く権力者は怖いけど、戦争反対と言い続けたい」と主張。航空自衛隊に10年間勤めた会社員水上学さん(42)=同市熱田区=は「近年、自衛隊の入隊勧誘は激しさを増しており、今の風潮は徴兵制につながりかねない」と指摘した。

 その後、愛知大法学部の長峯信彦教授(50)=憲法学=が講演。「安保法制は戦争と表裏一体の軍事法制」として法の矛盾点を紹介した上で「戦争放棄や平和的生存権を明記したのは日本国憲法だけ。9条を世界共通の価値理念にすべきだ」と訴えた。(戸川祐馬)

(2015年12月4日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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