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中日新聞掲載の大学記事

2015.09.16

食事からがん予防を 多治見 名城大農学部長が講演

 名城大(名古屋市)農学部長の小原章裕さんが15日、多治見市豊岡町のヤマカまなびパークで講演し、「食べ物でがんは予防できるか?」と題して話した。

 小原さんは、がん発症の要因は食品が35%で最も高いとするデータを紹介。学生と共に行った実験の結果、食事の際にトウガラシなどの薬味を一緒に取ると尿中の発がん物質が減少することや、ビタミンCを多く含む野菜には、体内で細胞をがん化させる物質を減らす役割があることなどを話した。

 国立がんセンターが発表している予防の12カ条「たばこはすわない」「適度に運動」なども紹介し、「全てを守るのは難しい。自分の生活を振り返り、気になった部分から取り組んでほしい」と呼び掛けた。

 名城大の出前講座の一環で、市学習館が依頼した。市民ら50人が参加した。(秦野ひなた)

(2015年9月16日 中日新聞朝刊可児版より)

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