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中日新聞掲載の大学記事

2009.03.08

最新科学で 跳び箱のこつ 岐阜女子大 高性能カメラでDVD教材

 小学生が跳び箱をマスターできるDVDの教材作りが岐阜女子大(岐阜市太郎丸)の学生によって進められている。高性能カメラの撮影で、跳ぶ姿勢や位置が分かり、小学生がこつをつかめる教材を目指している。 (青山直樹)
 
 学生は、教材開発を専門とする久世均教授(54)のゼミで学ぶ8人。小学校の体育教育に高度なスポーツ科学の視点を取り入れようと昨年春から始めた。

 岐阜女子大が連携協定を結ぶ高山市教育委員会と、岐阜市の県スポーツ科学トレーニングセンターが協力している。

 センターでは、学生らがこのほど、小学3年男子が跳び箱を跳ぶ様子を、5台の高性能ハイビジョンカメラで撮影した。前後や真上からの視点のほか、跳んでいるスロー映像も教材に盛り込む。久世教授は「精神論ではなく跳ぶためのこつを分かりやすく教えられる」と話した。

 教材は今夏をめどに完成させ、まずは高山市内の小学校での活用を目指す。初等教育学専攻3年の東海幸恵さん(21)は「運動が苦手な子どもにも分かりやすい教材にして、跳び箱を楽しんでほしい」と話している。

(2009年3月8日 中日新聞朝刊岐近版より)

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