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2009.03.08
椙山女学園大に看護学部 新校舎着工 10年度開設目指す
椙山女学園大(名古屋市千種区)が、新たに看護学部の設置を計画していることが分かった。新たな教員や、学生の実習を受け入れる病院にめどがつき、すでに校舎の新築に着工。2010年度の開設を目指す。
計画では看護学部看護学科(仮称)を新設し、定員は1学年100人。校舎は星が丘キャンパス内に建てる。
同大は「人間になろう」を教育理念に掲げており、同大を運営する学校法人椙山女学園の椙山正弘理事長は「人間味のあふれた、人と人が接する交流。看護師に求められるものは大学の理念と同じ」と話す。
文部科学省医学教育課によると、4年制大学の看護系学部・学科は高学歴志向もあって人気といい、1989年度の11校から2008年度は166校と右肩上がりで増加。新年度はさらに12校増える。
同大は07年春から検討を始め、昨秋に県内の高校数校でアンケートを実施。看護師資格が就職に直結することや大学のブランド力もあり、志望者を十分に確保できると判断して新設を決めた。
実習の受け入れ先は名古屋大医学部付属病院や名古屋第二赤十字病院など、名古屋市内の10病院を予定している。
同学園は幼稚園から大学院まで備え、7800人が在籍。同大は1949年に家政学部の単科大として始まり、現在は文化情報学部など文化系学部を中心に全国の女子大で最多の6学部を擁する。
(2009年3月8日 中日新聞朝刊なごや東版より)