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2015.01.10
愛教大美術教育・野沢特別教授 栄で退官記念版画展
愛知教育大(刈谷市)美術教育講座の特別教授で、元同大付属岡崎中学校長の野沢博行さん(65)=豊川市御津町=の退官を記念する「第35回202版画展」が12日まで、栄の愛知芸術文化センターで開かれている。無料。
野沢さんは助手として赴任した1977(昭和52)年以来38年間、版画を指導し、巣立った教え子は延べ約200人。多くは美術科の教員となった。学生たちと続けてきた展覧会の名は、教室として最初に使った旧「202号室」にちなむ。大学時代から最近までの野沢さんのエッチング作品20点と、歴代の教え子たち73人の木版作品など115点が並ぶ。
矢作川の川面に反射する日光のきらめきをモノクロだけで鮮やかに表現した自身の作品を前に、野沢さんは「私は学生に恵まれた。子どもたちは光だった」と感慨深げ。退官は本年度末で、現在は最後の教え子の卒業制作を指導中だ。(中野祐紀)
(2015年1月18日 中日新聞朝刊市民版より)
野沢さんは助手として赴任した1977(昭和52)年以来38年間、版画を指導し、巣立った教え子は延べ約200人。多くは美術科の教員となった。学生たちと続けてきた展覧会の名は、教室として最初に使った旧「202号室」にちなむ。大学時代から最近までの野沢さんのエッチング作品20点と、歴代の教え子たち73人の木版作品など115点が並ぶ。
矢作川の川面に反射する日光のきらめきをモノクロだけで鮮やかに表現した自身の作品を前に、野沢さんは「私は学生に恵まれた。子どもたちは光だった」と感慨深げ。退官は本年度末で、現在は最後の教え子の卒業制作を指導中だ。(中野祐紀)
(2015年1月18日 中日新聞朝刊市民版より)