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2014.11.19
障害児向けダンス考案 東海学園大生 複雑過ぎずでも全身運動
みよし市の東海学園大スポーツ健康科学部の学生と講師が、三好特別支援学校小学部の障害児向けにダンスを考案した。運動機能などに障害があり、できる動きが限られても、子どもたちが楽しく踊れるように工夫。学生が学校に出向いて直接指導もし、交流を深めている。(橋詰美幸)
両手を頭上に掲げたり、胸の前でクロスさせて1回転したり。人気アニメ番組の主題歌に合わせ、子どもたちが楽しそうに体を動かす。「教員にはない発想で、かっこいい動きを取り入れてくれた。子どもたちも新鮮に感じていて、意欲が上がっている」と三好特別支援学校小学部主事の漆崎恭子教諭(57)が話す。
これまでも、体づくりの一環で、毎朝の運動の時間に教員が考えたダンスを踊っていた。しかし、児童の中には、筋力が弱かったり、複数の動きを同時に組み合わせて行ったりすることが難しい子もいて、単調な踊りになっていた。
今年4月から中学部や高等部の授業や部活動で、東海学園大の学生たちとスポーツを通した交流を進める中で、小学部の5年生が踊るダンスを学生が考える話が持ち上がった。特別支援学校の教員から児童の障害の特徴などを聞き、東海学園大の学生、講師で話し合いながら、複雑過ぎず、でも全身の動きを引き出せるように改善を重ねた。
学生が特別支援学校を訪れ、一緒に踊りながら覚えてもらっている。3年の中村幸智さんは「子どもへの接し方や教え方に試行錯誤しながらも、自分が教えたことに子どもたちが応えてくれて、楽しそうに踊っているのがうれしかった」と話した。
(2014年11月19日 中日新聞朝刊豊田版より)
両手を頭上に掲げたり、胸の前でクロスさせて1回転したり。人気アニメ番組の主題歌に合わせ、子どもたちが楽しそうに体を動かす。「教員にはない発想で、かっこいい動きを取り入れてくれた。子どもたちも新鮮に感じていて、意欲が上がっている」と三好特別支援学校小学部主事の漆崎恭子教諭(57)が話す。
これまでも、体づくりの一環で、毎朝の運動の時間に教員が考えたダンスを踊っていた。しかし、児童の中には、筋力が弱かったり、複数の動きを同時に組み合わせて行ったりすることが難しい子もいて、単調な踊りになっていた。
今年4月から中学部や高等部の授業や部活動で、東海学園大の学生たちとスポーツを通した交流を進める中で、小学部の5年生が踊るダンスを学生が考える話が持ち上がった。特別支援学校の教員から児童の障害の特徴などを聞き、東海学園大の学生、講師で話し合いながら、複雑過ぎず、でも全身の動きを引き出せるように改善を重ねた。
学生が特別支援学校を訪れ、一緒に踊りながら覚えてもらっている。3年の中村幸智さんは「子どもへの接し方や教え方に試行錯誤しながらも、自分が教えたことに子どもたちが応えてくれて、楽しそうに踊っているのがうれしかった」と話した。
(2014年11月19日 中日新聞朝刊豊田版より)