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2009.02.02
一般3チーム入賞 強風はねのけ力走
1日に開かれた第63回名岐駅伝競走大会で、市内からは一般の部に8チーム、高校の部に9チームが出場した。強風が吹き付ける悪コンディションの中、名古屋勢は一般の部で中央発条(7位)、トーエネック(9位)、名古屋大(10位)がそれぞれ入賞を果たした。高校の部は、愛知の14位が最高だった。 (小笠原寛明、奥田哲平、猪飼なつみ)
アンカー対決制し10位 名大
名古屋大が最終6区で中京大をかわして大学勢トップとなる10位。チーム内で目標に掲げてきた入賞も果たし、ダブルの喜びとなった。
立役者となったアンカー羽生田智彦選手は「自分としては普段通りの出来。相手のブレーキに助けられた部分が大きい」。大一番にも自分の走りを見失わない冷静さで、アンカー対決を制した。
とはいえ、ゴール後はさすがに驚きを隠せなかったよう。チームメートに祝福されながらも「あれ、入賞しちゃったの? 実感がわいてこない」。
3年ぶり出場で来年に“たすき” 名工大
名古屋工業大は3年ぶりの出場で19位と健闘。県勢では14位で、目標としていた県勢15位以内に与えられる来年の出場権を手にした。チームを引っ張ったのは新加入の選手に刺激を受けた上田泰輔主将(20)=写真(右上)。主将として最後の大会を終え、「たすきをつなげられ、本当に幸せ」と喜びをかみしめた。
チームには昨春、修士1年の中川純一選手(23)=名城大出身=が加入。頭一つ抜けた実力と練習熱心な姿勢に、それまでエースだった上田主将は「先輩だけど負けたくない」と闘志を燃やした。
スピード練習を取り入れるなど、チーム全体に競争が生まれた。選手たちはここ1年で5000メートルの平均タイムを30秒ほど縮めるなど大きく成長。この日、アンカーの上田主将は3人を抜く快走を見せた。
上田主将は「みんな楽しく、記録も伸ばせるチームをつくってほしい」。次期主将の加藤善隆選手(20)に真っ赤なたすきを託した。
(2009年2月2日 中日新聞朝刊市民版より)
アンカー対決制し10位 名大
名古屋大が最終6区で中京大をかわして大学勢トップとなる10位。チーム内で目標に掲げてきた入賞も果たし、ダブルの喜びとなった。
立役者となったアンカー羽生田智彦選手は「自分としては普段通りの出来。相手のブレーキに助けられた部分が大きい」。大一番にも自分の走りを見失わない冷静さで、アンカー対決を制した。
とはいえ、ゴール後はさすがに驚きを隠せなかったよう。チームメートに祝福されながらも「あれ、入賞しちゃったの? 実感がわいてこない」。
3年ぶり出場で来年に“たすき” 名工大
名古屋工業大は3年ぶりの出場で19位と健闘。県勢では14位で、目標としていた県勢15位以内に与えられる来年の出場権を手にした。チームを引っ張ったのは新加入の選手に刺激を受けた上田泰輔主将(20)=写真(右上)。主将として最後の大会を終え、「たすきをつなげられ、本当に幸せ」と喜びをかみしめた。
チームには昨春、修士1年の中川純一選手(23)=名城大出身=が加入。頭一つ抜けた実力と練習熱心な姿勢に、それまでエースだった上田主将は「先輩だけど負けたくない」と闘志を燃やした。
スピード練習を取り入れるなど、チーム全体に競争が生まれた。選手たちはここ1年で5000メートルの平均タイムを30秒ほど縮めるなど大きく成長。この日、アンカーの上田主将は3人を抜く快走を見せた。
上田主将は「みんな楽しく、記録も伸ばせるチームをつくってほしい」。次期主将の加藤善隆選手(20)に真っ赤なたすきを託した。
(2009年2月2日 中日新聞朝刊市民版より)