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2009.02.01
南山歌舞伎 きょう上演 見え切る姿ツヤやかに
歌舞伎を学ぶ南山大人文学部日本文化学科、安田文吉教授のゼミ生たちによる「南山歌舞伎」が1日、昭和区山里町の同大である。卒業研究プロジェクトで、三味線などの下座音楽も学生が担当する。卒業を前に主役を務める4年生たちは「格好いいところを見せたい」と張り切っている。(奥田哲平)
役者も下座も学生が担当
ゼミは江戸末期に活躍した河竹黙阿弥作の「青砥稿(あおとぞうし)花紅彩画(はなのにしきえ)」を研究。実演を通し、文献だけでは学べない観点を養おうと、5年前から卒業制作として取り組んでいる。
演じるのは捕り手に追われた5人の義賊が、覚悟を決めて1人ずつ名乗る見せ場。新城歌舞伎保存会(新城市)や長唄の杵屋喜多六さんの指導を受け、約30人のゼミ生や留学生が昨秋から独特なせりふ回しや所作、三味線などの練習を重ねてきた。
「拍子木と合わせるタイミングが難しい」と見えを切るしぐさを繰り返していたのは4年の森健洋さん(22)。「恥ずかしさもあるけど、伝統文化と思うと責任感が出てきた」と表情を引き締める。
ゼミ長の幸村美沙さん(22)は「役者も音楽も手作りなので、一体となって格好良い姿を見せたい」と話した。
午後1時開演。入場無料。
(2009年2月1日 中日新聞朝刊市民版より)
役者も下座も学生が担当
ゼミは江戸末期に活躍した河竹黙阿弥作の「青砥稿(あおとぞうし)花紅彩画(はなのにしきえ)」を研究。実演を通し、文献だけでは学べない観点を養おうと、5年前から卒業制作として取り組んでいる。
演じるのは捕り手に追われた5人の義賊が、覚悟を決めて1人ずつ名乗る見せ場。新城歌舞伎保存会(新城市)や長唄の杵屋喜多六さんの指導を受け、約30人のゼミ生や留学生が昨秋から独特なせりふ回しや所作、三味線などの練習を重ねてきた。
「拍子木と合わせるタイミングが難しい」と見えを切るしぐさを繰り返していたのは4年の森健洋さん(22)。「恥ずかしさもあるけど、伝統文化と思うと責任感が出てきた」と表情を引き締める。
ゼミ長の幸村美沙さん(22)は「役者も音楽も手作りなので、一体となって格好良い姿を見せたい」と話した。
午後1時開演。入場無料。
(2009年2月1日 中日新聞朝刊市民版より)