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2014.10.29
児童見守り 学生が貢献 岡崎女子大など集団下校を引率
児童を狙った犯行を防ぐ地域の輪に加わろうと、岡崎女子大と岡崎女子短大の学生たちが週に一度、下校する小学生の見守り活動に参加している。不審者情報が相次ぐ通学路に不安を募らせた保護者からの依頼に、学生たちが応えた。(帯田祥尚)
学生たちが引率するのは、キャンパスに隣接する岡崎市根石小学校の集団下校。毎週金曜日、ボランティアサークル15人のうち、都合の付く3、4人が参加する。それぞれ班に分かれ、教員や保護者らとともに、児童約40人ずつを受け持つ。
サークル代表の会田祐奈さん(19)=岡崎女子大2年=は保育士志望。「車にも気を付けながら、子どもたちがふざけ合うのを注意したり、なかなか気が抜けませんね」と話す。
神戸市長田区で9月に小学1年の女児が連れ去られ、亡くなった事件をはじめ、子どもを狙った犯罪は全国で後を絶たない。
根石小の校区でも21日、2年生の男児が、車で近づいた見知らぬ男に腕をつかまれる事件があったばかり。大学に協力を呼び掛けた堀場由美子さん(42)は「5年生の娘がいる。できるだけ多くの目で、子どもたちを見るのが大事だと思った」と危機感を募らせる。
学生たちが加わった集団下校は、和気あいあいとした雰囲気で進む。児童たちは学生らに「大学ってどんなところ」と尋ねたり、拾ってきたドングリの話をしたり。1年の石原悠敏君(7つ)は「お姉さんが一緒だと楽しいし、安心する」と懐いていた。
山田礼子校長(59)は「学校では目が届かないところを見守っていただけるのはありがたい」と歓迎する。会田さんは「身近な通学路も、いつどこで何が起こるか分からない。できることから力になりたいし、もっと参加者を増やしたい」と意欲的だ。
(2014年10月29日 中日新聞朝刊西三河版より)
学生たちが引率するのは、キャンパスに隣接する岡崎市根石小学校の集団下校。毎週金曜日、ボランティアサークル15人のうち、都合の付く3、4人が参加する。それぞれ班に分かれ、教員や保護者らとともに、児童約40人ずつを受け持つ。
サークル代表の会田祐奈さん(19)=岡崎女子大2年=は保育士志望。「車にも気を付けながら、子どもたちがふざけ合うのを注意したり、なかなか気が抜けませんね」と話す。
神戸市長田区で9月に小学1年の女児が連れ去られ、亡くなった事件をはじめ、子どもを狙った犯罪は全国で後を絶たない。
根石小の校区でも21日、2年生の男児が、車で近づいた見知らぬ男に腕をつかまれる事件があったばかり。大学に協力を呼び掛けた堀場由美子さん(42)は「5年生の娘がいる。できるだけ多くの目で、子どもたちを見るのが大事だと思った」と危機感を募らせる。
学生たちが加わった集団下校は、和気あいあいとした雰囲気で進む。児童たちは学生らに「大学ってどんなところ」と尋ねたり、拾ってきたドングリの話をしたり。1年の石原悠敏君(7つ)は「お姉さんが一緒だと楽しいし、安心する」と懐いていた。
山田礼子校長(59)は「学校では目が届かないところを見守っていただけるのはありがたい」と歓迎する。会田さんは「身近な通学路も、いつどこで何が起こるか分からない。できることから力になりたいし、もっと参加者を増やしたい」と意欲的だ。
(2014年10月29日 中日新聞朝刊西三河版より)