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中日新聞掲載の大学記事

2014.10.20

愛知大学野球 愛院大2位以内確定

 1部の第7週第2日は19日、名古屋市の瑞穂球場で2回戦2試合を行い、愛院大が日福大に22−3で勝ち、勝ち点3とした。中京大は愛大に12−7で雪辱し、対戦成績を1勝1敗として3回戦へ持ち込んだ。

 愛院大は一回2死満塁から宮野(3年、石川・星稜)の右翼線二塁打などで3点を先制。二回以降も打線がつながり、22安打を浴びせて快勝した。一回途中から登板した曽田(2年、島根・開星)が6回1/3を2安打1失点に抑えた。

 中京大は2−2の六回、丸井(3年、三重・菰野)の左中間三塁打などで4点を勝ち越し。七回も丸井が満塁走者一掃の三塁打を放つなどして引き離した。

 この日の結果で愛院大は2位以内が決まり、明治神宮大会の出場権を争う中部地区の代表決定戦へ進む。

■曽田好リリーフ 神宮切符へ自信

 先発投手がともに1回持たずに降板。大乱戦の兆しを見せた試合を、愛院大の一方的勝利に導いたのは2番手曽田の右腕だった。3点先取した一回、2点を奪われなお2死一、三塁で登板。四球で満塁としたが、次打者を横手からの力強い直球で三邪飛に仕留めると波に乗った。

 「自信を持ってしっかり投げ切れた」。味方が加点した後の二、三回は三者凡退。四回からは左の代打と次々に対したが仕事をさせなかった。七回まで投げて1失点。継投で流れを止められなかった日福大とは対照的だった。

 春までは死球を恐れて左打者の内角を攻め切れず、夏には左打者をブルペンに立たせて投げ込んだ。大量援護を得たこの日は「余裕を持って成果を試せた」。リーグ戦で入学以来最長イニングを投げきり、大きな自信を得た。

 春に最優秀防御率を獲得した大蔵(2年、岐阜・大垣西)が故障で離脱。神宮をかけた戦いに向け、不安定だった投手陣に光が見えた。 (平野梓)

▽瑞穂(1勝1敗)
愛大 100010203―7
中京大 01001460x―12
本塁打 大山(愛)、川本(京)

▽同(愛院大2勝)
愛院大 341110561―22
日福大 200000100―3
本塁打 宮野(院)

(2014年10月20日 中日新聞朝刊26面より)
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