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2014.08.28
中国語で観光マップを 名古屋中心 四川大生ら製作中
来日した中国四川省の学生たちが、名古屋を中心にした中国語の観光マップ作りを進めている。中国では知名度がいまひとつの名古屋の魅力を発信しようと、名古屋学芸大(日進市)の学生たちが観光地を案内するなど協力した。
中国の学生は四川大大学院デザイン学科の15人。20日から27日までの日程で、名古屋城や徳川美術館を巡ったほか、岐阜県の白川郷や京都などにも足を延ばした。
2011年、四川省成都を訪れた名学芸大の学生が、内陸部の四川省には日本語の観光マップが少ないことを知り、マップの作製に挑戦。その際に四川大の学生が協力した。
今度は逆に名古屋のマップを中国語で作ることになり、四川大の学生が名古屋を訪れた。25日は中区の大須商店街を取材し、大須観音の写真を撮ったり、バスや地下鉄の乗り方をメモしたりした。
グラフィックデザインを学ぶ四川大大学院1年の周以恒さん(24)は「日本の駅は乗り場などを示すマークやサインが多く、日本語が読めなくても利用しやすい。勉強になった」と感心した様子だった。
中国の学生は商店街や日本の物にも興味を示し、「急須はどこで買えるのか」と質問し、実際に浴衣を買った人もいた。もともと中国には興味がなかったという名学芸大3年の森千尋さん(21)は「以前、反日デモの映像を見て、私たちは嫌われているのではと思っていたけど、実はみんな日本が大好きだった。いつか中国に行ってみたい」と笑顔で話した。
中国の学生が帰国した後はメールでやりとりしながら、マップの細部を詰める。10月中に完成させ、中国の旅行会社に配る予定だ。(堀井聡子)
(2014年8月28日 中日新聞朝刊市民版より)
中国の学生は四川大大学院デザイン学科の15人。20日から27日までの日程で、名古屋城や徳川美術館を巡ったほか、岐阜県の白川郷や京都などにも足を延ばした。
2011年、四川省成都を訪れた名学芸大の学生が、内陸部の四川省には日本語の観光マップが少ないことを知り、マップの作製に挑戦。その際に四川大の学生が協力した。
今度は逆に名古屋のマップを中国語で作ることになり、四川大の学生が名古屋を訪れた。25日は中区の大須商店街を取材し、大須観音の写真を撮ったり、バスや地下鉄の乗り方をメモしたりした。
グラフィックデザインを学ぶ四川大大学院1年の周以恒さん(24)は「日本の駅は乗り場などを示すマークやサインが多く、日本語が読めなくても利用しやすい。勉強になった」と感心した様子だった。
中国の学生は商店街や日本の物にも興味を示し、「急須はどこで買えるのか」と質問し、実際に浴衣を買った人もいた。もともと中国には興味がなかったという名学芸大3年の森千尋さん(21)は「以前、反日デモの映像を見て、私たちは嫌われているのではと思っていたけど、実はみんな日本が大好きだった。いつか中国に行ってみたい」と笑顔で話した。
中国の学生が帰国した後はメールでやりとりしながら、マップの細部を詰める。10月中に完成させ、中国の旅行会社に配る予定だ。(堀井聡子)
(2014年8月28日 中日新聞朝刊市民版より)