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お知らせ  2026.05.20

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椙山「女子大堅持」を宣言 「学び維持 私たちの使命」

椙山女学園大の星が丘キャンパス=19日、名古屋市千種区で

椙山女学園大の星が丘キャンパス=19日、名古屋市千種区で

 椙山(すぎやま)女学園大を運営する学校法人・椙山女学園(名古屋市千種区)は19日、今後も共学化せず、女子大を堅持する方針を掲げた「女子教育宣言」を発表した。共学への進学志向や少子化で全国的に女子大の経営環境が厳しさを増す中、女子大の存在意義を訴えることが狙い。運営する小学校、中高も共学化はしない。

 同じ名古屋市内にある女子大の金城学院大が4月、2029年度をめどに共学化を検討すると発表。これを受け、椙山女学園でも学内外から不安の声が寄せられたため、あらためて方針を打ち出すことを決めたという。

 宣言は「創立以来『女性により高い教育の機会を提供する』ために、一貫して努力を重ねてきました」と強調し、「現代においてもそれは意義があり、女性のための学びの維持は私たちの使命です」などとしている。

 椙山泰生理事長は中日新聞朝刊の取材に「われわれはこれからも同じ姿勢を堅持する、心配しなくていいと生徒や地域の皆さんに伝えたかった」と説明。「教育の多様性を守るという意味でも、東海地域に女子の教育機関が存在し続ける意味はある」と力を込めた。

 中部地方の女子大では、桜花学園大(愛知県豊明市)や清泉女学院大(長野市、現清泉大)などが共学化。名古屋柳城女子大(名古屋市昭和区)は今春から募集を停止した。中部9県で共学化の方針や募集停止を表明していない女子大は、現時点で椙山女学園大と岐阜女子大(岐阜市)のみになる。

 一方、京都女子大(京都市東山区)は、昨年7月に椙山女学園と同様に「女子大学宣言」を打ち出し、社会で活躍できる女性人材の育成を進めるとしている。

 椙山女学園は、1905年開校の名古屋裁縫女学校が起源で、大学は49年に開校した。保育園、こども園、幼稚園は共学で、女子校は小学校、中学校、高校、大学まである。

(2026年5月20日 中日新聞朝刊24面より)
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