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2014.08.14
商店街 学生に任せた 愛商連・名商連、愛院大と包括協定
愛知県商店街振興組合連合会(愛商連)と名古屋市商店街振興組合連合会(名商連)は、衰退する商店街の再生に学生や研究者のアイデアを借りようと、愛知学院大と包括協定を結ぶ。愛知学院大は、ビジネス系3学部を移転して4月に開設した名城公園キャンパス(名古屋市北区)を拠点に研究会を設け、学生を商店街へ派遣する。愛商連によると、大学と県レベルの連合会との包括協定の締結は全国初。
愛商連と名商連は、大学の「知恵」と学生ら若い人材を商店街に注入し、底上げを目指す考え。空き店舗で実際にビジネスをはじめてもらったり、発信力不足であまり知られていない地域の名店をアピールしてもらったりする。
愛知学院大は名城公園キャンパスに、地域貢献の窓口となる地域連携センター(所長・鵜飼宏成経営学部教授)を設置し、商店街との連携を柱にしている。商店街は大型店の進出や店主の高齢化で衰退しつつあるが、防犯活動や祭りなどを通じ、地域コミュニティーの担い手として重要な役割を果たしてきたと評価。大学を挙げて再生を支援し、地域づくりにつなげる。
包括協定の締結後につくる研究会で、モデルとなる商店街を選んで学生らの活動を具体化するほか、後継者難に悩む店舗の継承方法も探る。学生の活動を教育課程に組み込み、単位を認める。
愛商連の坪井明治理事長は「地域経済の活性化のためにも、まずは成功例をつくりたい」と話している。
愛商連は愛知県内の155団体、名商連は名古屋市内の93団体でつくり、商店街の振興を支援している。
(2014年8月14日 中日新聞朝刊26面より)
愛商連と名商連は、大学の「知恵」と学生ら若い人材を商店街に注入し、底上げを目指す考え。空き店舗で実際にビジネスをはじめてもらったり、発信力不足であまり知られていない地域の名店をアピールしてもらったりする。
愛知学院大は名城公園キャンパスに、地域貢献の窓口となる地域連携センター(所長・鵜飼宏成経営学部教授)を設置し、商店街との連携を柱にしている。商店街は大型店の進出や店主の高齢化で衰退しつつあるが、防犯活動や祭りなどを通じ、地域コミュニティーの担い手として重要な役割を果たしてきたと評価。大学を挙げて再生を支援し、地域づくりにつなげる。
包括協定の締結後につくる研究会で、モデルとなる商店街を選んで学生らの活動を具体化するほか、後継者難に悩む店舗の継承方法も探る。学生の活動を教育課程に組み込み、単位を認める。
愛商連の坪井明治理事長は「地域経済の活性化のためにも、まずは成功例をつくりたい」と話している。
愛商連は愛知県内の155団体、名商連は名古屋市内の93団体でつくり、商店街の振興を支援している。
(2014年8月14日 中日新聞朝刊26面より)