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中日新聞掲載の大学記事

2009.01.09

COP10 ナゴヤへ 就労体験報告 名市大などの院生2人

 国連環境計画(UNEP)の生物多様性条約事務局(カナダ・モントリオール)へ、日本から初めて就業体験のために派遣されていた大学院生2人が帰国し、8日、名古屋市瑞穂区の名古屋市立大で学生ら100人に体験談を語った。

 一、二回生向けの講義「国際公務員入門」(香坂玲准教授)での一こま。二人は名市大芸術工学研究科の平井里奈さん(22)と神戸大国際協力研究科の本田悠介さん(27)で、昨年夏から、それぞれ3カ月間と半年間、現地で情報の収集や整理などに従事した。

 体験談では、「カバーレター(履歴書に添える手紙)は日本的な熱意や自分の興味ではなく、自分がいかに相手に有用かを強調するべきだ」「仕事の成果はとにかく胸を張って出す」など、具体的な助言が続いた。

 平井さんは「カナダは移民の街。いろんな国のいろんな人と出会えて、自分の財産になった」と話した。

 2010年に名古屋市で開かれる生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)に向け、名市大は同事務局との連携を強化。本年度から毎年、学生を派遣する覚書を結んでいる。

(2009年1月9日 中日新聞朝刊愛知総合版より)
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