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中日新聞掲載の大学記事

2008.12.23

日福大知多研が目録作り 南知多の廻船主の文書

 日本福祉大知多半島総合研究所が、南知多町の元廻船(かいせん)船主らが残した江戸末期から明治期の文書の整理と目録作りを進めている。今後の研究の土台とするほか、一部は来年度刊行予定の「愛知県史 資料編・尾東知多」に収録される見通し。

今後の研究 土台に
一部は県史に収録

 同研究所はこれまでも内海の内田佐七家をはじめ、知多半島の発展を支えた海運業の資料を調べてきた。

 今回は、町教育委員会が町郷土資料館(内海)に保管していた内海の日比家や豊浜の大岩、天野両家などの文書約2000点を対象にした。

 20日から美浜町の同大美浜キャンパスに学内外の研究者が集い、23日まで作業を続ける。文書が書かれた年代や内容の概要をパソコンに打ち込み、見終わった資料を封筒に分けて整理している。

 県史編さん委員の1人で同研究所員の曲田(まがりだ)浩和経済学部准教授(日本近世史)は「内容の精査はこれからだが、面白いものが見つかれば」と話している。(字井章人)

(2008年12月23日 中日新聞朝刊知多総合版より)
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