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中日新聞掲載の大学記事

2014.01.29

問題解決法ポスターに 金沢工大2年生が発表

 金沢工業大(石川県野々市市)の学部2年生が、自らで問題を見つけ解決する「プロジェクトデザイン実践」の成果をポスターで発表する「ポスターセッション」が28日、学内で始まった。4学部14学科の学生1600人余が29、30、31日、2月3日にかけて順次発表する。

 初日は情報工学科など4学科の学生が発表。快適な学生生活を送るための工夫や「野々市市の新しいグッズをつくる」など地域とのかかわり、防災関連のアプリ作成といった成果が並び、学生たちが来場者に説明した。

 「ふらり金沢」のアプリを作ったグループの代表高倉正道さんは「目的地を方角や距離だけで示し、画面だけを見ることなく、風景を楽しめるよう工夫した」と狙いを語った。デザインを担当した木下空さんは、方位を示す部分を金沢水引で表現し「目的地と結びつくように」と思いを説明した。

 欠席した学生の代わりに返事をする「代返」ができない出席確認システムを考えたグループは、声の代わりに生体認証として指紋認証による検証をした。メンバーの山内貴仁さんは「手書きでの確認よりも早いという検証結果が出ました」と成果を紹介した。 (小塚泉)

(2014年1月29日 北陸中日新聞朝刊17面より)
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