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中日新聞掲載の大学記事

2013.10.11

アジアものづくりの「登龍門」に 名大、モンゴルで始動 入校式

 【ウランバートル=北村剛史】名古屋大(名古屋市千種区)は、企業や国際機関などでリーダーとして活躍する人材を育てる新しい取り組み「PhDプロフェッショナル登龍門」を開講し、来秋、4カ所目の海外事務所を開設予定のモンゴル・ウランバートル市で10日、入校式が開かれた。

 入校式は同市内のホテルで開かれ、浜口道成学長や川口文夫・中部電力相談役、受講生の大学院生22人ら計120人が出席した。浜口学長は式典で「世界で活躍する人材を育てたい」と語った。

 トヨタ自動車やデンソーなど地元の企業や自治体が、このプログラムに参加。受講生は、中国などアジアからの留学生10人を含む文系と理系の学生。5年間かけ、海外研修や企業トップとの対談などを通して、中部地方を支える「ものづくり」の分野での人材育成を目指す。

 名大のアジア戦略の一環でもあり、この日、ウランバートル市内に開設される海外事務所の準備室も設置された。浜口学長は「将来的には現地の政府機関で働く人などが、働きながら博士号を取得できる教育拠点に育てたい」と語った。

(2013年10月11日 中日新聞朝刊1面より)
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