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中日新聞掲載の大学記事

2013.07.14

女子レスリング 登板 金

 【カザニ(ロシア)共同】ユニバーシアード夏季大会第8日は13日、ロシアのカザニで行われ、レスリングは女子で五輪実施の4階級があり、48キロ級は世界選手権(9月・ブダペスト)代表の登坂絵莉(とうさか・えり)=至学館大=が決勝でアゼルバイジャン選手に勝ち、金メダルを獲得した。

 55キロ級2回戦で敗れた村田夏南子(日大)は敗者復活戦を経て3位決定戦に進み、銅メダルを獲得した。63キロ級の渡利璃穏(わたり・りお)=至学館大=は3位決定戦で敗れた。72キロ級の吉井瑞江(たまえ)=至学館大=は1回戦で姿を消した。

 卓球の男子シングルスはロンドン五輪代表の丹羽孝希(明大)が1、2回戦を突破して14日の3回戦に進んだ。

■五輪へ一歩前進

 身長152センチの体を低く保ち、軽快なフットワークで素早い攻撃を仕掛けた。レスリング女子48キロ級の登坂は「ここで負けたら世界選手権で金メダルを取ることができない」との心構えでマットに上がり、きっちりと頂点に立った。

 準決勝では昨年のアジア選手権の3位決定戦で下したモンゴル選手の隙を突き、フォール勝ちした。「(相手は)前より力が付いていたが、勝ててよかった」と笑みを浮かべた。決勝ではアゼルバイジャンの選手に快勝。それでも淡々とした表情だった。

 ロンドン五輪優勝後に引退した小原日登美(おばら・ひとみ)さんの後継者として、初出場した昨年の世界選手権では銀メダルを獲得した。女子の栄監督は「(ユニバーシアードは)若い選手が出る大会だが層は厚い。これを勝ち抜くことが今後の五輪や世界選手権で活躍するために必要」と位置づけていた。19歳のホープが着実に一歩、階段を上った。(共同)

(2013年7月14日 中日スポーツ9面より)
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