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中日新聞掲載の大学記事

2013.07.09

女子力アップ 世界視野 中部大がセミナー企画 海外交流や経営者招く

 国際感覚を身に付けた女性を育てようと、春日井市松本町の中部大が「中部大学国際女子力UPプロジェクト」を始める。企画する国際関係学部の羽後静子教授(56)は「女性が活躍するための力を身に付けてほしい」と話す。

 少子高齢化が進み、労働人口が減る中で、国際社会における女性の活躍の場がますます増えると考え、企画。趣旨に賛同した同学部2年の丹下真由美さん(19)ら、学生3人が中心となってプロジェクトを計画している。

 8月に丹下さんら学生5人が船で世界を巡る「ピースボート」に参加し、エジプトやトルコ、イタリアなど10カ国を訪問。現地の女子学生や非政府組織(NGO)で働く女性との交流を通して、国際情勢や現地の歴史、文化を学ぶ。帰国後は中部地方の女性経営者らを招き、セミナーを開催する予定。

 3日、渡航前の事前学習として同学部の中山紀子教授からトルコの情勢を学ぶ講座を開いた。同学部の学生20人と教授ら7人が参加。中山教授がイスラム圏ながらトルコでは女性への教育が盛んで、社会進出も進んでいると説明。学生らは、日本との違いや他国での女性の社会進出や働き方について熱心に質問していた。

 丹下さんは「プロジェクトを通して、国際社会で自分たちがどう働けるのかを考えていきたい」と話した。(蓮野亜耶)

(2013年7月9日 中日新聞朝刊近郊総合版より)
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