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2013.05.14
愛知大学野球 愛大勝ち点3 愛院大先勝
愛知大学野球春季リーグ(中日新聞社後援)第6週第2日は13日、名古屋市の瑞穂球場で2回戦2試合を行い、愛大が愛産大に3−2で勝利し勝ち点を3とした。愛院大は9−5で名商大に先勝した。
愛大は1−1の2回に相手の失策で勝ち越し、3回には長江(2年、愛知・東邦)の遊ゴロで加点。水越(4年、愛知・一宮南)が6安打2失点で完投した。
愛院大は1点を追う9回に押し出しの四球で同点とし、古川(4年、大阪・大産大付)の走者一掃となる適時三塁打で勝ち越した。
■V打に浮かれず チーム引っ張る 愛院大主将の古川
主将らしい振る舞いだった。「次勝たないと意味がない。自分が騒いでチームを浮かれさせたくなかった」。9回無死満塁から放った勝ち越しの適時三塁打。勢いよく滑り込んだ愛院大の古川に、ガッツポーズはなかった。
2番の石橋は4打数4安打。同じ4年生として負けられなかった。3球目。真ん中へのスライダーを芯で捉えた。2球目の直球は、一塁側スタンドへのファウルながら鋭い当たり。「もう直球は来ないだろう」。捕手らしく、冷静にバッテリー心理を読んだ会心の一打だった。
このカードで勝ち点を落とせばリーグ7連覇がついえる。好機を逃し続け引き分けた12日の1回戦の後、4年生だけで話し合った。「俺たちが下級生にもっと伝えないといけない」。最上級生が精神、プレーの両面で引っ張ることを確認した。
戦力が整いながら、なかなか勝ちきれないもどかしさはある。それでも「優勝して喜ぶのは自分たちだと思っている」。古川は、力強い言葉で自らを鼓舞した。 (深世古峻一)
◇瑞穂(愛大2勝)
愛大 111000000―3
愛産大 101000000―2
◇同(愛院大1勝1分け)
愛院大 001020015―9
名商大 001000310―5
本塁打 安原(院)
(2013年5月14日 中日新聞朝刊19面より)
愛大は1−1の2回に相手の失策で勝ち越し、3回には長江(2年、愛知・東邦)の遊ゴロで加点。水越(4年、愛知・一宮南)が6安打2失点で完投した。
愛院大は1点を追う9回に押し出しの四球で同点とし、古川(4年、大阪・大産大付)の走者一掃となる適時三塁打で勝ち越した。
■V打に浮かれず チーム引っ張る 愛院大主将の古川
主将らしい振る舞いだった。「次勝たないと意味がない。自分が騒いでチームを浮かれさせたくなかった」。9回無死満塁から放った勝ち越しの適時三塁打。勢いよく滑り込んだ愛院大の古川に、ガッツポーズはなかった。
2番の石橋は4打数4安打。同じ4年生として負けられなかった。3球目。真ん中へのスライダーを芯で捉えた。2球目の直球は、一塁側スタンドへのファウルながら鋭い当たり。「もう直球は来ないだろう」。捕手らしく、冷静にバッテリー心理を読んだ会心の一打だった。
このカードで勝ち点を落とせばリーグ7連覇がついえる。好機を逃し続け引き分けた12日の1回戦の後、4年生だけで話し合った。「俺たちが下級生にもっと伝えないといけない」。最上級生が精神、プレーの両面で引っ張ることを確認した。
戦力が整いながら、なかなか勝ちきれないもどかしさはある。それでも「優勝して喜ぶのは自分たちだと思っている」。古川は、力強い言葉で自らを鼓舞した。 (深世古峻一)
◇瑞穂(愛大2勝)
愛大 111000000―3
愛産大 101000000―2
◇同(愛院大1勝1分け)
愛院大 001020015―9
名商大 001000310―5
本塁打 安原(院)
(2013年5月14日 中日新聞朝刊19面より)