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2013.04.28
愛知大学野球 中部大と名城大が先勝
愛知大学野球春季リーグ(中日新聞社後援)第4週第1日は27日、愛知県日進市の名商大グラウンドで1回戦2試合を行い、中部大が愛院大に10−6、名城大が愛産大に8−3でそれぞれ先勝した。
中部大は4点を追う4回2死から辻(4年、福井工大福井)のソロ本塁打を皮切りに、白石(2年、岐阜工)の適時二塁打など6安打で7点を挙げて逆転した。
名城大は2回に先制となる冨田(3年、愛知・東邦)の中前適時打などで4点を先取。森田(3年、静岡・常葉学園菊川)が8回を3失点に抑えた。
■変化球見極め 中部大が逆転
4点差の逆境にも中部大は落ち着いた対応力を発揮した。立ち上がりに変化球主体の投球を見せた相手投手。堀田監督が「球種が多く的を絞るのが難しいと感じた」と言うように、3回まで二塁を踏めずに苦戦するも、選手は冷静だった。
打順が一巡すると、ボールゾーンに多投されたツーシームを見極めた。ボール先行で苦しくなったところで投じられた直球をことごとくとらえ、4回途中でエースを降板させた。直球を打ち返して勝ち越し打を放った白石は「変化球に手を出さなければ直球がくると思った。狙い通り」と表情を緩ませた。
6季連続優勝中の王者に打ち勝つも慢心はない。「こんなに打線がつながったのは初めて。勝つのが当たり前と思っちゃいけない」。2008年春以来となるリーグ優勝を目指す堀田監督は、かぶとの緒を締め直した。 (深世古峻一)
◇名商大(中部大1勝)
中部大 000700030―10
愛院大 040001001―6
本塁打 豊田(院)、辻(部)
◇同(名城大1勝)
愛産大 000020010―3
名城大 04010030X―8
(2013年4月28日 中日新聞朝刊25面より)
中部大は4点を追う4回2死から辻(4年、福井工大福井)のソロ本塁打を皮切りに、白石(2年、岐阜工)の適時二塁打など6安打で7点を挙げて逆転した。
名城大は2回に先制となる冨田(3年、愛知・東邦)の中前適時打などで4点を先取。森田(3年、静岡・常葉学園菊川)が8回を3失点に抑えた。
■変化球見極め 中部大が逆転
4点差の逆境にも中部大は落ち着いた対応力を発揮した。立ち上がりに変化球主体の投球を見せた相手投手。堀田監督が「球種が多く的を絞るのが難しいと感じた」と言うように、3回まで二塁を踏めずに苦戦するも、選手は冷静だった。
打順が一巡すると、ボールゾーンに多投されたツーシームを見極めた。ボール先行で苦しくなったところで投じられた直球をことごとくとらえ、4回途中でエースを降板させた。直球を打ち返して勝ち越し打を放った白石は「変化球に手を出さなければ直球がくると思った。狙い通り」と表情を緩ませた。
6季連続優勝中の王者に打ち勝つも慢心はない。「こんなに打線がつながったのは初めて。勝つのが当たり前と思っちゃいけない」。2008年春以来となるリーグ優勝を目指す堀田監督は、かぶとの緒を締め直した。 (深世古峻一)
◇名商大(中部大1勝)
中部大 000700030―10
愛院大 040001001―6
本塁打 豊田(院)、辻(部)
◇同(名城大1勝)
愛産大 000020010―3
名城大 04010030X―8
(2013年4月28日 中日新聞朝刊25面より)