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2013.04.23
レスリング盛り上げ 吉田選手にさざれ石 岐阜の産地住民が寄贈 至学館大
「君が代」に歌われる「さざれ石」の産地、岐阜県揖斐川町春日地区の住民有志が21日、レスリング女子の五輪金メダリスト吉田沙保里選手(30)の練習拠点、大府市横根町の至学館大の武道場を訪ね、吉田選手と武道場に20キロのさざれ石を1個ずつ贈った。
発案したのは春日地区の会社員青木明美さん(43)。レスリングが五輪競技から外れる窮地の中、日本選手の金メダル獲得で「君が代」が五輪で歌い奏で続けられてほしいと希望。競技の存続活動に取り組む吉田選手と、レスリング部の選手が集う武道場に石の寄贈を申し出た。
春日地区のさざれ石は岐阜県天然記念物で、滋賀との県境に立つ伊吹山で小石が石灰質で固まってできる。青木さんは周囲から形のいい石を譲り受け、21日に至学館大で吉田選手らに渡した。
吉田選手は「除外問題で多くの人にレスリングのことを考えてもらえたのはうれしい。皆さんのためにも復活させたい」と力を込める。青木さんは「レスリングが盛り上がるのに少しでも役立てば」と期待していた。(吉岡雅幸)
(2013年4月23日 中日新聞朝刊知多版より)
発案したのは春日地区の会社員青木明美さん(43)。レスリングが五輪競技から外れる窮地の中、日本選手の金メダル獲得で「君が代」が五輪で歌い奏で続けられてほしいと希望。競技の存続活動に取り組む吉田選手と、レスリング部の選手が集う武道場に石の寄贈を申し出た。
春日地区のさざれ石は岐阜県天然記念物で、滋賀との県境に立つ伊吹山で小石が石灰質で固まってできる。青木さんは周囲から形のいい石を譲り受け、21日に至学館大で吉田選手らに渡した。
吉田選手は「除外問題で多くの人にレスリングのことを考えてもらえたのはうれしい。皆さんのためにも復活させたい」と力を込める。青木さんは「レスリングが盛り上がるのに少しでも役立てば」と期待していた。(吉岡雅幸)
(2013年4月23日 中日新聞朝刊知多版より)