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中日新聞掲載の大学記事

2013.04.21

愛知大学野球 愛大と名商大が先勝

 愛知大学野球春季リーグ(中日新聞社後援)第3週第1日は20日、名古屋市の瑞穂球場で1回戦2試合を行い、愛大と名商大が先勝した。愛大は4−1で愛院大を下し、名商大は延長10回に4−3で愛産大にサヨナラ勝ちした。

 愛大は2回、玉水(4年、愛知・天白)の2点本塁打で先制。1点差に迫られた4回には太田(3年、静岡・浜松商)のソロ本塁打で突き放した。名商大は2−3の8回、大西(3年、三重・津田学園)の適時打で追いつくと、10回1死二塁から再び大西が右中間へサヨナラ二塁打を放った。

■愛大・玉水 主将が意地の先制弾

 内角の直球だった。2回1死二塁。愛大の玉水が両腕を巧みに畳んで捉えた打球は左翼席で弾んだ。「体が自然に反応した」。リーグ戦初本塁打は貴重な先制の一打となった。

 期待に応えたかった。今季初の先発出場。前週の名城大との1回戦は代打、2回戦は出番もなかった。オープン戦から不調。意気消沈し、ベンチの後ろの席で戦況を見つめていた時期もあった。

 自らを奮い立たせたのは主将としての重責。「自分のことだけを考えていてはいけない。チームに貢献しないと」。再び前に出てチームを引っ張るようになった。

 入学後、愛院大から勝ち点を奪ったことが一度もない。開幕から3連勝と好調なだけに今季は大きな好機。「優勝するためにも勝ちたい」。喜びに浸っている時間は短かった。(東郷賢一)

◇瑞穂(愛大1勝)
愛大 020101000―4
愛院大 001000000―1
本塁打 玉水、太田(以上愛)

◇同(名商大1勝)
愛産大 0010200000―3
名商大 0200000101X―4
(延長10回)

(2013年4月21日 中日新聞朝刊29面より)
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