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2013.04.18
後進育成で「恩返しを」 銀メダリスト、元女子日本代表 増淵さんコーチ就任
■岐阜聖徳学園大ソフトボール部
シドニー五輪の銀メダリストで、元ソフトボール女子日本代表の増淵まり子さん(33)が、岐阜聖徳学園大(岐阜市)のソフトボール部コーチに就任した。栃木県出身だが、ぎふ清流国体が結んだ縁を機に、岐阜で指導者の道を歩み始めた。(豊田直也)
増淵さんは2000年のシドニー五輪で投手として活躍。実業団のデンソーを退職後、ぎふ清流国体を目指して、10年に発足した大垣ミナモソフトボールクラブ(大垣市)に入った。昨年の国体でミナモクラブを5位に導いた後、引退を決めた。
「国体では応援が温かかった。岐阜に恩返しができれば」と進路を模索。岐阜聖徳学園大に事務職員として採用され、部活動では主に投手を教える。
同大のソフトボール部は男女とも、東海リーグ2部に所属。男子は昨年優勝したが、1部との入れ替え戦で敗れて昇格を逃した。女子は昨年5位。増淵さんから世界クラスの経験と技術を学び、男子は20日、女子は29日に開幕するリーグで1部昇格を目指す。
現役時代は「試合中は一切笑わず、近寄りがたい雰囲気があると言われた」と話す増淵さん。初練習では「学生が何でも聞きやすいように」と笑顔を絶やさず、丁寧に投手に助言を送った。
男子のエースで教育学部3年の鈴木達也さん(20)は「下半身の使い方を習ったら、球威が増した。将来、中学の部活を教えたいので、教え方のアイデアも学びたい」と就任を喜んでいた。
(2013年4月18日 中日新聞朝刊岐阜県版より)
シドニー五輪の銀メダリストで、元ソフトボール女子日本代表の増淵まり子さん(33)が、岐阜聖徳学園大(岐阜市)のソフトボール部コーチに就任した。栃木県出身だが、ぎふ清流国体が結んだ縁を機に、岐阜で指導者の道を歩み始めた。(豊田直也)
増淵さんは2000年のシドニー五輪で投手として活躍。実業団のデンソーを退職後、ぎふ清流国体を目指して、10年に発足した大垣ミナモソフトボールクラブ(大垣市)に入った。昨年の国体でミナモクラブを5位に導いた後、引退を決めた。
「国体では応援が温かかった。岐阜に恩返しができれば」と進路を模索。岐阜聖徳学園大に事務職員として採用され、部活動では主に投手を教える。
同大のソフトボール部は男女とも、東海リーグ2部に所属。男子は昨年優勝したが、1部との入れ替え戦で敗れて昇格を逃した。女子は昨年5位。増淵さんから世界クラスの経験と技術を学び、男子は20日、女子は29日に開幕するリーグで1部昇格を目指す。
現役時代は「試合中は一切笑わず、近寄りがたい雰囲気があると言われた」と話す増淵さん。初練習では「学生が何でも聞きやすいように」と笑顔を絶やさず、丁寧に投手に助言を送った。
男子のエースで教育学部3年の鈴木達也さん(20)は「下半身の使い方を習ったら、球威が増した。将来、中学の部活を教えたいので、教え方のアイデアも学びたい」と就任を喜んでいた。
(2013年4月18日 中日新聞朝刊岐阜県版より)