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2013.04.06
古里復興 看護師へ一歩 名市大の陸前高田特別枠 入学式・・・2人が新生活
岩手県陸前高田市の高校生を対象にした特別入学枠を設けている名古屋市立大(瑞穂区)の入学式が5日、熱田区の名古屋国際会議場であり、被災地から入学した看護学部の2人が新生活をスタートさせた。
特別入学枠の募集は看護学部看護学科の2人で、本年度の入学者から始まった。初年度は、ともに東日本大震災の津波で実家が流され、不慣れな仮設住宅で受験勉強に励んだ佐々木美紀さん(18)と松野綾夏さん(18)が入学した。
卒業後は陸前高田市に帰り、看護師として古里の復興に役立ちたいという2人。松野さんは「助産師の資格も取り、将来的には地域医療を支えるリーダー的な看護師になりたい」、佐々木さんは「避難所で体調を崩す人もいた。災害時に貢献できる看護師を目指す」と意欲を話した。
名古屋市は震災後から陸前高田市の支援を継続している。市立大は市の要請を受け、本年度から2017年度入学者まで、入学料や授業料を免除する特別入学枠を導入した。(佐藤航)
(2013年4月6日 中日新聞朝刊市民総合版より)
特別入学枠の募集は看護学部看護学科の2人で、本年度の入学者から始まった。初年度は、ともに東日本大震災の津波で実家が流され、不慣れな仮設住宅で受験勉強に励んだ佐々木美紀さん(18)と松野綾夏さん(18)が入学した。
卒業後は陸前高田市に帰り、看護師として古里の復興に役立ちたいという2人。松野さんは「助産師の資格も取り、将来的には地域医療を支えるリーダー的な看護師になりたい」、佐々木さんは「避難所で体調を崩す人もいた。災害時に貢献できる看護師を目指す」と意欲を話した。
名古屋市は震災後から陸前高田市の支援を継続している。市立大は市の要請を受け、本年度から2017年度入学者まで、入学料や授業料を免除する特別入学枠を導入した。(佐藤航)
(2013年4月6日 中日新聞朝刊市民総合版より)