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中日新聞掲載の大学記事

2008.09.07

秋季L開幕中部、名商大が先勝 愛知大学野球

 愛知大学野球秋季リーグ(中日新聞社後援)が6日、瑞穂球場で開幕した。今春に1部リーグ初優勝した中部大は7−1で4季ぶりに1部復帰した名城大に快勝。名商大は6−5で中京大を振り切った。中部大はエース小笠原が1失点で完投。打線も終盤の好機に着実に加点した。名商大は4点差を追い付かれたが、延長11回に倉田の適時打で勝ち越した。

故障明けでも『経験』で完投 中部大・小笠原

 春の優勝校として臨んだ開幕試合。中部大の先発マウンドには小笠原が立った。右のエース。当然の起用だが、左臀部(でんぶ)を痛めて約2カ月間、実戦から離れていた。「練習でもバッターにほとんど投げていない。経験を生かすしかなかった」

 球威で押すタイプではない。「どうタイミングを外すか」。カットボールでコーナーを突き、80キロ台のゆるいカーブも効いた。先制を許しても、「気持ちを切らさずに自信を持って投げた」。直後に打線が追い付くと、5回から8回までは1人の走者も許さなかった。「今までの経験が生きていた」と善久監督。2奪三振での完投は、持ち味を十分に発揮した証しだ。

 2枚看板の左腕金丸も故障で不安を抱えている。今後を見据えれば無理はさせたくないが、6点差がついた9回もマウンドへ。100球をめどに交代を予定していた。「勝ててよかった。あすもいけます」。余力を残して投げ切った球数は、ちょうど100球。 (中村彰宏)

◇瑞穂(中部大1勝)
名城大 000100000―1
中部大 00011014x―7

◇同(名商大1勝)
名商大 00000212001―6
中京大 00000103100―5
(延長11回)

1年の上野が初○

 名商大は1年生の上野がリーグ戦初勝利。10回から2番手で登板、終盤に4点差を追い付かれた悪い流れを断ち切った。いきなり一死三塁のピンチを招いたが、力のある直球で後続を打ち取り、直後に打線が勝ち越した。「絶対点をやらないように気持ちだけで投げました。うれしいです」と笑顔を見せた。

◇2部(6日・愛工大)
名産大 100000100―2
愛工大 00210000x―3
(名)紀平、山辺、瀬戸口、加藤雄−一丸
(愛)藤村−長尾

(2008年9月7日 中日新聞朝刊24面より)
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