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中日新聞掲載の大学記事

2008.09.01

四日市大3度目V 佐藤が同点、逆転弾 三重県選手権

 “Jリーグ級の足”が、四日市大3度目の天皇杯出場を射抜いた。同点弾、逆転弾を続けざまに決めたFW佐藤洸一(4年)は「(天皇杯予選も)最後なんでヒーローになろうかな、って」と、得点シーンをちゃめっ気たっぷりに振り返った。

 佐藤は27日、J2のFC岐阜に特別指定選手としての受け入れが決まったばかり。「得点能力には自信がある。それをアピールしたかった」。意気込んで臨んだ佐藤は1点を追う前半36分、右サイドからの高田のパスに合わせて同点とすると、直後の37分には左サイドから金城のパスを受けて逆転ゴール。ゴールに対する嗅覚(きゅうかく)の鋭さを見せつけた。伊藤直司監督(49)も「苦しい時間帯に点を取ってくれた。あれは大きい」と手放しで褒めた。

 「ハットトリックを狙っていた」。2得点にも満足せず、佐藤はどん欲な姿勢を見せる。天皇杯初戦の相手は昨年、柏、名古屋などJリーグ勢を撃破して準々決勝まで進んだJFLのホンダFC(静岡)だが、「強いことは分かっているけど、シュートをガンガン打っていきたい。積極的に行けば、やれる自信はある」と気後れはない。本番でも会心のゴールを決め、Jへの“あいさつ状”にするつもりでいる。 (斎藤正和)

無駄な失点響く 三重中京大

 三重中京大は後半9分、DF榊原が2枚目のイエローで退場。ハンディを抱えながら一時は1点差に詰め寄ったが、反撃もそこまで。青木監督は「無駄な失点が多く、もったいない試合。コツコツとチーム力を上げてきたが、もう少しチャンスをモノにする力をつけないと」と課題を掲げた。

(2008年9月1日 中日スポーツ11面より)
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