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2012.08.25
英の国際建築コンクール 名工大院生2人 日本人初の3位入賞 「都市に活力与える設計を」
名古屋工業大大学院(名古屋市昭和区)で設計を学ぶ大村拓也さん(22)=豊橋市=と、青山享央(たかひろ)さん(23)=岡崎市=が、若手建築家の登竜門とされる英国の「AC−CA国際建築コンクール」で3位入賞に輝いた。3位以内に入るのは日本人初で、2人は「世界の建築家と肩を並べられてうれしい」と喜びを語った。
コンクールは昨年から始まり、決められた建築物や敷地面積の中で自由な発想を競うのが特徴。今回は、南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに現代美術館を建設するとの架空の構想が課題で、かつて港町として栄え、再開発が進む一方で周辺には広大な湿地もある街への建築がポイントになった。
2人は、街と建物が一体化するように外観は倉庫をイメージした箱形にし、外壁はガラス張りにして外から見ても入りたくなるような建物にした。内部の展示スペースは、通路に曲がり角を設けるなどして大小さまざまな空間をつくり上げた。
出品までの1カ月半は連日深夜まで設計に取り組み、「毎日2、3時間しか寝ていなかった」と大村さん。意見をぶつけ合って100以上の図案や模型を作ったといい、7月下旬に入賞の知らせが届いた。
青山さんは「これからも都市に活力を与えられるような建築物を設計したい」と話した。(松野穂波)
(2012年8月25日 中日新聞朝刊愛知総合版より)
コンクールは昨年から始まり、決められた建築物や敷地面積の中で自由な発想を競うのが特徴。今回は、南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに現代美術館を建設するとの架空の構想が課題で、かつて港町として栄え、再開発が進む一方で周辺には広大な湿地もある街への建築がポイントになった。
2人は、街と建物が一体化するように外観は倉庫をイメージした箱形にし、外壁はガラス張りにして外から見ても入りたくなるような建物にした。内部の展示スペースは、通路に曲がり角を設けるなどして大小さまざまな空間をつくり上げた。
出品までの1カ月半は連日深夜まで設計に取り組み、「毎日2、3時間しか寝ていなかった」と大村さん。意見をぶつけ合って100以上の図案や模型を作ったといい、7月下旬に入賞の知らせが届いた。
青山さんは「これからも都市に活力を与えられるような建築物を設計したい」と話した。(松野穂波)
(2012年8月25日 中日新聞朝刊愛知総合版より)