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2012.08.23
愛教大生 豪で教育実習へ 文科省補助 初の試み、21人参加
教員を志す愛知教育大(刈谷市)の学生たちが、24日からオーストラリアで教育実習に取り組む。国際的な人材育成を目指す初めての試み。出発を前に22日、学生たちは日本文化を紹介する授業の総仕上げをした。
小学校から高校までの英語教育を充実させる事業の一環で、愛教大のアンソニー・ライアン准教授(47)がオーストラリアで教員をしていた人脈を生かして実現した。
文部科学省が費用を負担し、教員採用試験を受ける予定の学生21人が参加。メルボルン、ブリスベーンの両市に分かれて3週間ほどホームステイし、地元の小学校など14校に派遣される。
学生たちは各校で「日本語」の授業を担当したり、他の授業の助手をしたりする。この日は本番に備え、日本の文化や生活を紹介する授業の進め方を確認した。3年生の沢井寛明さん(20)=刈谷市=は「初めて子どもに教える機会。硬くならず、元気に学んできたい」、2年生の矢野友理さん(19)=稲沢市=も「なかなかできない経験なので、精いっぱいやる」と意気込んでいた。
オーストラリアはアジアからの観光客誘致に熱心で、日本語教育が盛んという。ライアン准教授は「自国の文化をより深く知る機会にもなるはずだ。日本の教育実習は期間が短いので、密度を高める一助になれば。成功させて次回につなげたい」と期待している。(岡村淳司)
(2012年8月23日 中日新聞朝刊県内版より)
小学校から高校までの英語教育を充実させる事業の一環で、愛教大のアンソニー・ライアン准教授(47)がオーストラリアで教員をしていた人脈を生かして実現した。
文部科学省が費用を負担し、教員採用試験を受ける予定の学生21人が参加。メルボルン、ブリスベーンの両市に分かれて3週間ほどホームステイし、地元の小学校など14校に派遣される。
学生たちは各校で「日本語」の授業を担当したり、他の授業の助手をしたりする。この日は本番に備え、日本の文化や生活を紹介する授業の進め方を確認した。3年生の沢井寛明さん(20)=刈谷市=は「初めて子どもに教える機会。硬くならず、元気に学んできたい」、2年生の矢野友理さん(19)=稲沢市=も「なかなかできない経験なので、精いっぱいやる」と意気込んでいた。
オーストラリアはアジアからの観光客誘致に熱心で、日本語教育が盛んという。ライアン准教授は「自国の文化をより深く知る機会にもなるはずだ。日本の教育実習は期間が短いので、密度を高める一助になれば。成功させて次回につなげたい」と期待している。(岡村淳司)
(2012年8月23日 中日新聞朝刊県内版より)