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中日新聞掲載の大学記事

2012.08.16

復興の調べ被災地へ 愛知学泉大オケと安城学園高吹奏楽部

■18、19日 宮城、岩手で合唱も

 愛知学泉大オーケストラ(岡崎市)と安城学園高校吹奏楽部(安城市)が合同で、18日に宮城県の気仙沼市民会館、19日に岩手県の大船渡市民文化会館で演奏会を開く。東日本大震災の被災者と心を1つにし、復興に向けて歩みを進めようと、現地の合唱団を演奏会に招き、祈りを込めた歌声も響かせる。(紙山直泰)

 安城市にある学校法人安城学園の系列校の愛知学泉大と安城学園高校は、被災者に「音楽の贈りもの」を届けたいと思い、演奏会を計画した。

 総勢80人のオーケストラは、ドボルザークの交響曲第九番「新世界より」や「見上げてごらん夜の星を」など計11曲を演奏する予定。本番で最高の演奏をするために、学生と生徒は15日も、お盆休み返上で練習し、音合わせに励んだ。

 気仙沼市で開くコンサートでは「気仙沼アマチュアコーラス連絡会」の50人が参加し、阪神大震災を機に作られた復興歌「しあわせ運べるように」を合唱。大船渡市では「けせん第九を歌う会」の70人が加わり、震災復興を願う曲「あすという日が」を歌う。

 バイオリンを担当する安城学園高校3年の横田実穂さんは「被災地の人たちと気持ちをつなぐコンサートにできるように、精いっぱいの演奏をしたい」と意気込んでいる。

(2012年8月16日 中日新聞朝刊西三河版より)
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