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2012.08.07
伝統のくし作り 名芸大生が体験 長野の木祖村 学外授業始まる
名古屋芸術大(北名古屋市)の学生が長野県木曽地域の職人の仕事や産業の現状を学ぶ学外授業が6日、同県木祖村で始まった。2泊3日の日程で、初日は木祖小学校で伝統のお六櫛(ぐし)作りを体験した。
名古屋芸術大が村内にセミナーハウスを設けている縁で、毎年、希望する学生が訪れている。今年はデザインなどを学ぶ13人が参加した。くし作りは、お六櫛保存会の北川聡会長らの指導を受けた。
学生たちは、歯引きのこぎりや、歯の先端をとがらせる歯通しといった道具を使い、手元に集中して作業した。まっすぐにのこぎりをひけず、苦心する姿も目立った。
一行は7日以降、村内の木工所を訪問したり、同県塩尻市で漆器製作を見学したりする。
名古屋芸術大の松田憲治教授は「地域産業の姿や歴史を知り、刺激を得てくれればうれしい」と語っていた。(近藤隆尚)
(2012年8月7日 中日新聞朝刊尾張版より)
名古屋芸術大が村内にセミナーハウスを設けている縁で、毎年、希望する学生が訪れている。今年はデザインなどを学ぶ13人が参加した。くし作りは、お六櫛保存会の北川聡会長らの指導を受けた。
学生たちは、歯引きのこぎりや、歯の先端をとがらせる歯通しといった道具を使い、手元に集中して作業した。まっすぐにのこぎりをひけず、苦心する姿も目立った。
一行は7日以降、村内の木工所を訪問したり、同県塩尻市で漆器製作を見学したりする。
名古屋芸術大の松田憲治教授は「地域産業の姿や歴史を知り、刺激を得てくれればうれしい」と語っていた。(近藤隆尚)
(2012年8月7日 中日新聞朝刊尾張版より)