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中日新聞掲載の大学記事

2012.08.07

ハンマー投げ室伏選手「銅」 中京大とみよし市で声援 精神力に感嘆、祝福

 ロンドン五輪の男子ハンマー投げで銅メダルの室伏広治選手(37)=ミズノ。母校で現在は准教授を務める中京大の豊田キャンパス(豊田市)では、陸上部の学生ら200人以上がテレビ観戦し「頑張れ広治、負けるな広治」と声援を送った。

 1投目がファウルになると、心配そうな表情を見せる学生も。しかし、3投目に78メートル71をマークし、2大会ぶりのメダル獲得。陸上部でハンマー投げを専門にしているスポーツ科学部1年の川元くるみさんは「1投目から持ち直した精神力に憧れる。自分も技術を磨きたい」と目を輝かせた。

 室伏選手の博士論文を指導したスポーツ科学部の桜井伸二教授は「鍛錬を積んでいる選手の中で3位というのは、素晴らしい結果。今後に期待したい」とねぎらった。

 みよし市在住の室伏選手。市内の三好公園総合体育館ではパブリックビューイングがあり、銅メダルに「よくやった」と大きな拍手が送られ、くす玉で祝福した。

 「室伏広治選手を励ます会」の竹谷進会長(78)は「挑戦し続ける姿勢が子どもを勇気づけると思う」とたたえた。地元区長の鈴木伴成さん(63)は「メダルに届いてくれて、うれしい」とほほえんだ。(川原田喜子、古根村進然)

(2012年8月7日 中日新聞朝刊県内版より)

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