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2012.04.18
ヘビウリで“一石五鳥”狙え 鈴鹿のプロジェクト 本年度初会合
■飲食店の料理、「緑のカーテン」に活用
「セイロン瓜(うり)」とも呼ばれるヘビのように細長いヘビウリを産学官連携で広める「セイロン瓜プロジェクト」の本年度の初会合が17日、鈴鹿市地子町のJA鈴鹿本店であった。特産品の創設、健康づくり、景観美化、省エネ、国際交流の“一石五鳥”を狙った取り組みとして進める。(村瀬力)
ヘビウリは繊維質やミネラルが豊富な低カロリーの野菜で、淡泊な味で料理に使いやすいのが特徴。スリランカなど東南アジアでは健康に良い病院食として利用される。
同国出身で鈴鹿国際大学長補佐のアーナンダ・クマーラさん(57)が鈴鹿市での栽培を提唱し、昨年2月に国際大やJA、鈴鹿商工会議所などがプロジェクトを結成した。
市内の小学校や農家で試験栽培に成功し、JAの直販所での販売や料理の試食会で好評だった。そこで、本年度は栽培面積を広げ、飲食店に販路を拡大するなどして活動を発展させることにした。
初会合には、鈴鹿国際大の中野潤三学長ら団体の代表や栽培する農家ら約60人が出席。クマーラさんは「鈴鹿発の新野菜として全国に発信したい」と意気込んだ。
JAの柿本良樹組合長は「農業が厳しい課題を抱える中、新しい特産品として普及させたい」と協力を約束した。
栽培面積を増やして市内の飲食店にも供給し、カレーや炒め物などの料理に活用。国際大とJA鈴鹿で温暖化防止と景観美化を兼ねて壁際で栽培し「緑のカーテン」を仕上げる。9月にスリランカとの交流イベントを開き、国際交流を進めることなどを決めた。
(2012年4月18日 中日新聞朝刊鈴鹿亀山版より)
「セイロン瓜(うり)」とも呼ばれるヘビのように細長いヘビウリを産学官連携で広める「セイロン瓜プロジェクト」の本年度の初会合が17日、鈴鹿市地子町のJA鈴鹿本店であった。特産品の創設、健康づくり、景観美化、省エネ、国際交流の“一石五鳥”を狙った取り組みとして進める。(村瀬力)
ヘビウリは繊維質やミネラルが豊富な低カロリーの野菜で、淡泊な味で料理に使いやすいのが特徴。スリランカなど東南アジアでは健康に良い病院食として利用される。
同国出身で鈴鹿国際大学長補佐のアーナンダ・クマーラさん(57)が鈴鹿市での栽培を提唱し、昨年2月に国際大やJA、鈴鹿商工会議所などがプロジェクトを結成した。
市内の小学校や農家で試験栽培に成功し、JAの直販所での販売や料理の試食会で好評だった。そこで、本年度は栽培面積を広げ、飲食店に販路を拡大するなどして活動を発展させることにした。
初会合には、鈴鹿国際大の中野潤三学長ら団体の代表や栽培する農家ら約60人が出席。クマーラさんは「鈴鹿発の新野菜として全国に発信したい」と意気込んだ。
JAの柿本良樹組合長は「農業が厳しい課題を抱える中、新しい特産品として普及させたい」と協力を約束した。
栽培面積を増やして市内の飲食店にも供給し、カレーや炒め物などの料理に活用。国際大とJA鈴鹿で温暖化防止と景観美化を兼ねて壁際で栽培し「緑のカーテン」を仕上げる。9月にスリランカとの交流イベントを開き、国際交流を進めることなどを決めた。
(2012年4月18日 中日新聞朝刊鈴鹿亀山版より)