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2012.04.08
愛知大学野球 愛院大、名商大が先勝
愛知大学野球春季リーグ(中日新聞社後援)が7日、名古屋市の瑞穂球場で開幕し、開会式に続き1部の1回戦2試合があり、愛院大と名商大が先勝した。
5連覇を狙う愛院大は1回2死二、三塁で長田が中前打を放ち、2点を先制。2回にも浜内の2点適時打などで3点を加え、試合を優位に進めた。終盤追い上げられたが、逃げ切った。
名商大は2−2の6回無死一、三塁、大西の二ゴロの間に勝ち越すと、さらに敵失で1点を追加。7回には1死二塁から島野、松ノ木、大西の3連打で3点を挙げ、突き放した。
持ち味を存分に生かした。初完投でチームに勝利をもたらした名商大の大野は「リズム良く投げられた」。10安打を浴びながらも、低めを丁寧につき4失点。打線の援護もあってマウンドを守り抜いた186センチの右腕がはにかんだ。
もともと予定されていた先発ではなかった。1学年上の新美がエース格だが、オープン戦で調子を落としていた。4日に中村監督が「チームメートの信頼が厚く、状態がいい」と大野に開幕戦のマウンドを託した。
昨秋は6試合に登板したが、すべて試合途中から。昨春以来、2度目の先発にも「緊張はなかった」。1回こそ連打や失策で先制を許したが、焦らなかった。カットボールとチェンジアップで打者のタイミングをずらす。2回、4回、5回と3者凡退でチームに流れを呼び込んだ。
疲れが見え始めた9回。2点を失い「明日につなげるためにも、ピリッと締めたかった」と大野。それでも中村監督は「ひ弱だった大野がたくましくなった」と、130球を投げ切った3年生をたたえた。 (杉山直之)
▽瑞穂(愛院大1勝)
名城大 000020120―5
愛院大 23000100x―6
▽同(名商大1勝)
愛大 100001002―4
名商大 00200230x―7
(2012年4月8日 中日新聞朝刊33面より)
5連覇を狙う愛院大は1回2死二、三塁で長田が中前打を放ち、2点を先制。2回にも浜内の2点適時打などで3点を加え、試合を優位に進めた。終盤追い上げられたが、逃げ切った。
名商大は2−2の6回無死一、三塁、大西の二ゴロの間に勝ち越すと、さらに敵失で1点を追加。7回には1死二塁から島野、松ノ木、大西の3連打で3点を挙げ、突き放した。
持ち味を存分に生かした。初完投でチームに勝利をもたらした名商大の大野は「リズム良く投げられた」。10安打を浴びながらも、低めを丁寧につき4失点。打線の援護もあってマウンドを守り抜いた186センチの右腕がはにかんだ。
もともと予定されていた先発ではなかった。1学年上の新美がエース格だが、オープン戦で調子を落としていた。4日に中村監督が「チームメートの信頼が厚く、状態がいい」と大野に開幕戦のマウンドを託した。
昨秋は6試合に登板したが、すべて試合途中から。昨春以来、2度目の先発にも「緊張はなかった」。1回こそ連打や失策で先制を許したが、焦らなかった。カットボールとチェンジアップで打者のタイミングをずらす。2回、4回、5回と3者凡退でチームに流れを呼び込んだ。
疲れが見え始めた9回。2点を失い「明日につなげるためにも、ピリッと締めたかった」と大野。それでも中村監督は「ひ弱だった大野がたくましくなった」と、130球を投げ切った3年生をたたえた。 (杉山直之)
▽瑞穂(愛院大1勝)
名城大 000020120―5
愛院大 23000100x―6
▽同(名商大1勝)
愛大 100001002―4
名商大 00200230x―7
(2012年4月8日 中日新聞朝刊33面より)