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2012.04.09
愛知大学野球 愛大・水越がリーグ戦初先発初勝利
愛大はリーグ戦初先発の水越太一投手(3年・一宮南)が3安打完封で初勝利を飾り、名商大に3−0で雪辱。対戦成績を1勝1敗とし、9日に瑞穂球場で行われる3回戦に勝負を持ち越した。愛院大は延長14回、大迫建斗一塁手(4年・樟南)の適時打で名城大に3−2で連勝し、勝ち点1を獲得した。
■的絞らせず10K
左手で小さくつくったガッツポーズに思いがこめられていた。9回二死。「狙っていた」と最後の打者から10個目の三振を奪い、愛大の水越がリーグ戦初先発で完封。「素直にうれしい。(4回に)打線が2点目を取ってくれたところで、いけると思った」と3年春でようやくつかんだリーグ初勝利を喜んだ。
開幕前のオープン戦で好投し、準エース格として2回戦に先発登板。「全体的にバランスが良かった」と序盤からスライダーを中心にコーナーに投げ分け、名商大打線に的を絞らせなかった。
1年春からリーグ戦登板を経験したが、その後は伸び悩んだ。走者を背負うと力んでしまい、球がばらつく悪癖を克服できなかった。しかし、今春に投球フォームを微修正。思い悩むことなく、「捕手の言うとおりに投げればいい」と考え方も変えたところ、安定感がグッと増した。また、昨夏の甲子園に出場した注目左腕・中川(伊勢工出)が今春入部。「下からいい選手が入ってきている。刺激になった」と同じ左腕として負けられない思いもあった。
「変化球で早めに追い込んでいたのが良かった。本人も自信になっただろうし、チームにとっても大きい」と八田剛監督(40)。3年時から主戦としてフル回転してきた永田が卒業。今年は伊佐地に次ぐ2人目の先発投手育成が急務だった愛大に、頼もしい左腕が台頭した。(麻生和男)
■2打点で勝利貢献 愛院大・大迫
連勝で勝ち点を獲得した愛院大は、7番・大迫が9回に同点犠飛、14回に決勝適時打と貴重な2打点で勝利に貢献した。「決めないと試合が終わらない。3回戦は嫌だったので」と大迫。特に決勝打は名城大・角屋の快速球対策としてバットを短く持って中前にはじき返した。開幕前は絶不調だったというが、2戦で4安打と上り調子だ。
▽2回戦(1勝1敗)
名商大 000000000―0
愛大 01010010x―3
▽2回戦(愛院大2勝)
愛院大 00001000100001―3
名城大 00200000000000―2
(延長14回)
(2012年4月9日 中日スポーツ8面より)
■的絞らせず10K
左手で小さくつくったガッツポーズに思いがこめられていた。9回二死。「狙っていた」と最後の打者から10個目の三振を奪い、愛大の水越がリーグ戦初先発で完封。「素直にうれしい。(4回に)打線が2点目を取ってくれたところで、いけると思った」と3年春でようやくつかんだリーグ初勝利を喜んだ。
開幕前のオープン戦で好投し、準エース格として2回戦に先発登板。「全体的にバランスが良かった」と序盤からスライダーを中心にコーナーに投げ分け、名商大打線に的を絞らせなかった。
1年春からリーグ戦登板を経験したが、その後は伸び悩んだ。走者を背負うと力んでしまい、球がばらつく悪癖を克服できなかった。しかし、今春に投球フォームを微修正。思い悩むことなく、「捕手の言うとおりに投げればいい」と考え方も変えたところ、安定感がグッと増した。また、昨夏の甲子園に出場した注目左腕・中川(伊勢工出)が今春入部。「下からいい選手が入ってきている。刺激になった」と同じ左腕として負けられない思いもあった。
「変化球で早めに追い込んでいたのが良かった。本人も自信になっただろうし、チームにとっても大きい」と八田剛監督(40)。3年時から主戦としてフル回転してきた永田が卒業。今年は伊佐地に次ぐ2人目の先発投手育成が急務だった愛大に、頼もしい左腕が台頭した。(麻生和男)
■2打点で勝利貢献 愛院大・大迫
連勝で勝ち点を獲得した愛院大は、7番・大迫が9回に同点犠飛、14回に決勝適時打と貴重な2打点で勝利に貢献した。「決めないと試合が終わらない。3回戦は嫌だったので」と大迫。特に決勝打は名城大・角屋の快速球対策としてバットを短く持って中前にはじき返した。開幕前は絶不調だったというが、2戦で4安打と上り調子だ。
▽2回戦(1勝1敗)
名商大 000000000―0
愛大 01010010x―3
▽2回戦(愛院大2勝)
愛院大 00001000100001―3
名城大 00200000000000―2
(延長14回)
(2012年4月9日 中日スポーツ8面より)