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2012.02.07
若い感性 地域の力に 新年度 傾聴ボランティアなど提案
■愛大生 東栄・古戸地区に協力
愛知大の3年生7人が、東栄町古戸(ふっと)地区の地域おこしに参加している。報告会では、学生らが2011年度に取り組んだ地区での体験と研究を発表するとともに、12年度の活動を提案した。(曽布川剛)
学生は経済学部地域研究コースで、岩崎正弥教授の地域づくりゼミナールを履修している。地区の地域おこしグループ「古戸ひじり会」に加わって農作業や花祭り体験、散策マップ作りを手伝ってきた。
報告会は3日夜にあり、住民ら十数人が集まった。学生らは、人口200人で65歳以上が半数を占める地区について「将来的に共同体機能を維持できなくなるという危機意識を持ち、地域の活性化を担う人材づくりが必要」と指摘。外部からの支援者として、学生ら若者の活用を勧めた。
自分たちが新年度に提供できる取り組みとして▽写真撮影コンテストを開く▽地区の高齢者を訪問し、話を聴く傾聴ボランティアをする▽11月の愛大祭で地区の魅力を紹介する−などを挙げた。
住民からは「年寄りは外に出たがらないので傾聴はぜひやってほしい」「学生だけで突っ走らず、地域の集まりに参加してほしい」などと意見が出た。
ゼミリーダーの吉田寛さん(21)は「この1年で外からの支援の難しさを感じたが、力を合わせて古戸地区を元気づけていきたい」と話した。
(2012年2月7日 中日新聞朝刊東三河版より)
愛知大の3年生7人が、東栄町古戸(ふっと)地区の地域おこしに参加している。報告会では、学生らが2011年度に取り組んだ地区での体験と研究を発表するとともに、12年度の活動を提案した。(曽布川剛)
学生は経済学部地域研究コースで、岩崎正弥教授の地域づくりゼミナールを履修している。地区の地域おこしグループ「古戸ひじり会」に加わって農作業や花祭り体験、散策マップ作りを手伝ってきた。
報告会は3日夜にあり、住民ら十数人が集まった。学生らは、人口200人で65歳以上が半数を占める地区について「将来的に共同体機能を維持できなくなるという危機意識を持ち、地域の活性化を担う人材づくりが必要」と指摘。外部からの支援者として、学生ら若者の活用を勧めた。
自分たちが新年度に提供できる取り組みとして▽写真撮影コンテストを開く▽地区の高齢者を訪問し、話を聴く傾聴ボランティアをする▽11月の愛大祭で地区の魅力を紹介する−などを挙げた。
住民からは「年寄りは外に出たがらないので傾聴はぜひやってほしい」「学生だけで突っ走らず、地域の集まりに参加してほしい」などと意見が出た。
ゼミリーダーの吉田寛さん(21)は「この1年で外からの支援の難しさを感じたが、力を合わせて古戸地区を元気づけていきたい」と話した。
(2012年2月7日 中日新聞朝刊東三河版より)