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2011.10.10
愛知大学野球 愛院大きょうにもV
愛知大学野球秋季リーグ(中日新聞社後援)第6週第2日は9日、愛知県豊田市の愛工大グラウンドで1部の2回戦2試合を行い、愛院大は延長10回の末、2−1で名城大を下し、1勝1敗とした。愛院大が10日の3回戦に勝つと勝ち点4となり、4季連続43度目の優勝が決まる。中部大は2−1で名商大に雪辱した。
愛院大は延長10回1死から大迫が右中間を破る三塁打。続く古川が左犠飛を放ち、試合を決めた。
中部大は1−1の6回、先頭の松岡が左翼線三塁打。1死後、清水が右前に決勝打を放った。
■エース不在 選手が意地
厳しい試合で選手が意地を見せ、愛院大が4季連続優勝に王手をかけた。先発した永岡は「エースがいないと勝てないと言われたくなかった」。真っすぐにチェンジアップを効果的に交え、9回途中まで1失点(自責0)の好投。延長10回に決勝犠飛を放った古川も「頼ってばかりでは駄目だから」。
愛院大の大黒柱といえば、通算23勝している浦野。しかし、7日に発熱し、今週はベンチ入りすらしていない。1回戦は代わって投げた中根が踏ん張りきれず、敗戦。この日も1点リードの9回2死から追いつかれる苦しい展開だった。
ここで負けて勝ち点を落とせば「浦野がいなかったから」となる。だからこそ、同点になっても決して選手たちは下を向くことはなかった。古川は「みんなのおかげで取れた決勝点」。チーム一丸を強調した。
試合後、疲れ切った表情の伊藤監督は「明日も総力戦。一気に決めたい」ときっぱり。43度目の優勝は目の前だ。 (杉山直之)
◇愛工大(1勝1敗)
名商大 000001000―1
中部大 00001100x―2
◇同(1勝1敗)
愛院大 0010000001―2
名城大 0000000010―1
(延長10回)
(2011年10月10日 中日新聞朝刊29面より)
愛院大は延長10回1死から大迫が右中間を破る三塁打。続く古川が左犠飛を放ち、試合を決めた。
中部大は1−1の6回、先頭の松岡が左翼線三塁打。1死後、清水が右前に決勝打を放った。
■エース不在 選手が意地
厳しい試合で選手が意地を見せ、愛院大が4季連続優勝に王手をかけた。先発した永岡は「エースがいないと勝てないと言われたくなかった」。真っすぐにチェンジアップを効果的に交え、9回途中まで1失点(自責0)の好投。延長10回に決勝犠飛を放った古川も「頼ってばかりでは駄目だから」。
愛院大の大黒柱といえば、通算23勝している浦野。しかし、7日に発熱し、今週はベンチ入りすらしていない。1回戦は代わって投げた中根が踏ん張りきれず、敗戦。この日も1点リードの9回2死から追いつかれる苦しい展開だった。
ここで負けて勝ち点を落とせば「浦野がいなかったから」となる。だからこそ、同点になっても決して選手たちは下を向くことはなかった。古川は「みんなのおかげで取れた決勝点」。チーム一丸を強調した。
試合後、疲れ切った表情の伊藤監督は「明日も総力戦。一気に決めたい」ときっぱり。43度目の優勝は目の前だ。 (杉山直之)
◇愛工大(1勝1敗)
名商大 000001000―1
中部大 00001100x―2
◇同(1勝1敗)
愛院大 0010000001―2
名城大 0000000010―1
(延長10回)
(2011年10月10日 中日新聞朝刊29面より)