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中日新聞掲載の大学記事

2011.09.02

世界デビューなるか 女子400リレー 市川「福島さんに負けず頑張りたい」

 【大邱(韓国)=平松功嗣】当地で開催されている陸上の世界選手権で、大会最終日の4日に行われる女子400メートルリレーに、急成長中の市川華菜(中京大)がエントリーしている。リレーには5人が代表入りし、うち4人が実際に走る。今季ブレークしたシンデレラガールが、世界デビューとなるか。

 今季は追い風参考ながら、100メートルで日本記録まで0秒07に迫る11秒28をマーク。日本選手権では100メートル、200メートルともに、福島千里(北海道ハイテクAC)に次いで2位。名前通りの華やかな容姿と相まって、注目を集めた。

 「鬼ごっこが好きでした」。子ども時代は男の子にまざって走り回っていた。中学、高校ではインターハイなどで決勝に残ったが、目立つ存在ではなかった。それが中京大で青戸慎司コーチに出会い、急速にレベルアップ。世界を狙える位置にまでつけてきた。

 福島や同じ年の親友でライバルの今井沙緒里(至学館大)らと組むリレーチームは、史上最強といわれる。5月に樹立した日本新記録43秒39は、国別のランクでは8位。31日に大邱入りした市川は「福島さんがすごい頑張っている。負けずに頑張りたい」。福島が日本人女子で初めて100メートルと200メートルで準決勝に進んだ。次は自分も加わり、400メートルリレーで初の決勝進出という歴史をつくる。

(2011年9月2日 中日新聞夕刊7面より)
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