進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て

中日新聞掲載の大学記事

2011.09.01

三重の野菜東北へ 中部大・武田教授 放射能汚染で持論 四日市

 テレビでも活躍する中部大(愛知県春日井市)の武田邦彦教授が31日、四日市市で北勢地方の県議や市議、町議計60人を前に講演し、環境問題への持論を披露した。

 東京電力福島第1原発の事故による放射能汚染では、放射性物質の拡散を防ぐため、汚染されたがれきを原発付近にいったん集めて除染すべきだと主張。放射性物質が付いた食物を子どもが食べる危険性を何度も述べ、「東北の野菜を買うより、三重の野菜を東北に送る方が本当の支援になる」と訴えた。

 地球温暖化で南極の氷が溶け、海面が上昇するという説を例に、「南極は気温が5度上がっても氷点下。氷が溶けるというのはうそ。大人は人々が受け入れやすいうそは平気でつく」とも指摘し、議論の前に事実関係を確認する大切さ強調した。(福岡範行)

(2011年9月1日 中日新聞朝刊北勢版より)
  • X

戻る < 一覧に戻る > 次へ