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中日新聞掲載の大学記事

2011.08.16

子どもの権利テーマに講演 多治見で坪井教授

 多治見市子どもの権利セミナーが市役所であり、愛知県立大教育福祉学部の坪井由実教授(60)が講演した。

 同市では2003年9月に市子どもの権利に関する条例を制定した。市は子どもに関する施策や計画が条例に沿って実施されているか評価し、子どもを取り巻く環境の現状把握などする市子どもの権利委員会を設置。いじめや不登校など緊急性を要する悩みを子どもが気軽に相談できる第三者機関の市子どもの権利擁護委員会も設けている。

 市子どもの権利委員会の会長を務める坪井教授は、市民や市内の小中学校で人権同和主任を務める教師65人を前に、専門性のある権利擁護委員の意義や子ども、保護者と教師がお互い主体的に関わる必要性を説いた。さらに「子どもが1人で悩みを抱え込まないためにも専門職員や教師間の情報共有や支援が不可欠」と訴えた。

 同セミナーで、市子どもの権利擁護委員は昨年度の活動を報告。16日に報告書を古川雅典市長に提出する。(畑間香織)

(2011年8月16日 中日新聞朝刊東濃版より)
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