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中日新聞掲載の大学記事

2011.05.26

愛知大学野球 フレッシュ継投ズバリ1点差勝利 名城大2位確定

 名城大が名商大に2−1で勝って勝ち点を3にして2位を確定させた。1部リーグは全日程を終了し、首位打者は愛工大・藤岡敬大三塁手(3年・遊学館)で4割5分5厘(33打数15安打)。最優秀防御率は愛院大・浦野博司投手(4年・浜松工)で防御率0.65。MVP、ベストナインは27日午後6時から瑞穂球場で行われる閉会式で発表される。また6月4日に始まる1・2部入れ替え戦は中部大(1部6位)−中京大(2部1位)で行われる。

■来季Vに希望

 来季に希望をつなぐフレッシュ継投で、名城大が名商大との接戦を制し、2位を確定させた。

 先発は2回戦で完封勝利を収めた1年生の森田。「この前より球威がなくて丁寧にいこうと思った」と、打たせて取る投球がまたもさえ、6イニングを3安打ゼロ封。新井、水谷拓の両2年がつなぐと、1点差の最終回は、1年生の河野。3回戦も先発した右腕はピシャリと締めた。

 松永健二監督(33)は「苦しかったけど、全体的に収穫があった」とニヤリ。

 昨秋は3位で、順位を1つ上げた。メンバーを入れ替えながら戦った今季。「イメージしているチーム全体での戦いができた」とキッパリ。「夏は(優勝した)愛院大との差を見つめて練習したい」と、来季こそ11季ぶりの1部優勝を誓った。 (田中一正)

■防御率トップ!! 愛院大・浦野

 愛院大の主戦・浦野が0.65で最優秀防御率を初受賞した。今春は6勝無敗。55イニング2/3を投げて自責点4と、大車輪の活躍でチームを3季連続優勝に導いた。昨春はMVPに輝きながら、防御率のタイトルは0.01差で中部大・石川(現東京ガス)に譲っただけに、「投手として1つの大きな目標。うれしい気持ちです」と喜んだ。

■首位打者にホッ 愛工大・藤岡

 試合がなく首位打者が確定した藤岡は「ほっとした」と安堵(あんど)の表情。今季はシーズン途中から先発メンバーとなり安打を量産。「(先発を外された)悔しさがあって、自分の持っている最大限の力を出せるよう準備を怠らなかった。冬の間の筋トレのおかげで、詰まった当たりでも外野手の前に落ちるようになった」と振り返った。「首位打者も1回だけなら運もある。2回取ったら本物」と、来季も活躍を誓った。

▽4回戦(名城大2勝1敗1分け)
名商大 000000010―1
名城大 10010000x―2

(2011年5月26日 中日スポーツ10面より)
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