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2011.04.01
返品野菜や形崩れパン 廃棄食材使いランチカフェ
■名古屋の学生ら 収益を被災者募金に
東日本大震災の被災者を支援するとともに、日本の食料廃棄の問題を考えようと、名古屋の学生らが、まだ食べられるのに廃棄される食材を使ったランチカフェを30日、1カ月限定で名古屋市内にオープンした。客に、料理に見合うと思う額を被災者支援のために募金してもらう。(境田未緒)
京都大3年の森雄翼(ゆうすけ)さん(21)と名古屋大3年の鈴木大元(ひろもと)さん(21)が企画。中京大や県立芸大、南山大などの学生ら十数人が呼応した。
名古屋市中区新栄2の飲食店「Live&Lounge Vio」が場所などを提供。28日までの毎週水−土曜の正午〜午後3時に開く。
学生らは、卸売市場やパン店などの協力を得て、返品された野菜や形が崩れたパンなどを集めて調理。ビュッフェ形式で提供する。有料の飲み物の利益を活動費に充てる。
テーブルには、Vioのシェフ有地(ありち)育夢(いくむ)さん(24)のアドバイスで作った野菜スープやお好み焼きなどがずらり。客は「廃棄されるとは思えない、いい野菜ばかり」と笑顔で味わっていた。
森さんは「震災で食べ物に困っている人が多くいるのに、同じ国で食べられるものを捨てている。この矛盾を知ってもらい、被災者の方にはおいしいものを食べて元気を出してほしい」と話している。
カフェでは、売れ残るなどした食材を提供してくれる店や運営するスタッフを募集中。連絡は森さん=メールアドレスyusuke_m10@yahoo.co.jp=へ。
(2011年4月1日 中日新聞朝刊なごや東版より)
東日本大震災の被災者を支援するとともに、日本の食料廃棄の問題を考えようと、名古屋の学生らが、まだ食べられるのに廃棄される食材を使ったランチカフェを30日、1カ月限定で名古屋市内にオープンした。客に、料理に見合うと思う額を被災者支援のために募金してもらう。(境田未緒)
京都大3年の森雄翼(ゆうすけ)さん(21)と名古屋大3年の鈴木大元(ひろもと)さん(21)が企画。中京大や県立芸大、南山大などの学生ら十数人が呼応した。
名古屋市中区新栄2の飲食店「Live&Lounge Vio」が場所などを提供。28日までの毎週水−土曜の正午〜午後3時に開く。
学生らは、卸売市場やパン店などの協力を得て、返品された野菜や形が崩れたパンなどを集めて調理。ビュッフェ形式で提供する。有料の飲み物の利益を活動費に充てる。
テーブルには、Vioのシェフ有地(ありち)育夢(いくむ)さん(24)のアドバイスで作った野菜スープやお好み焼きなどがずらり。客は「廃棄されるとは思えない、いい野菜ばかり」と笑顔で味わっていた。
森さんは「震災で食べ物に困っている人が多くいるのに、同じ国で食べられるものを捨てている。この矛盾を知ってもらい、被災者の方にはおいしいものを食べて元気を出してほしい」と話している。
カフェでは、売れ残るなどした食材を提供してくれる店や運営するスタッフを募集中。連絡は森さん=メールアドレスyusuke_m10@yahoo.co.jp=へ。
(2011年4月1日 中日新聞朝刊なごや東版より)