進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > お知らせ

中日新聞掲載の大学記事

お知らせ  2026.06.25

闇バイト求人 怪しさ見抜こう 愛知学院大 「バイトル」運営会社から講師

闇バイトの危険について話すディップの磯村さん=日進市の愛知学院大で

闇バイトの危険について話すディップの磯村さん=日進市の愛知学院大で

 若者を中心に被害が相次ぐ闇バイトを防止するため、日進市の愛知学院大は19日、県警本部生活安全総務課と求人サイト「バイトル」を運営する「ディップ」(東京都)から講師を招いて講座を開いた。学生たちは実際の事例などを踏まえて、不審な求人の見分け方などを学んだ。

 講座は同大文学部宗教文化学科の授業として実施した。同学科では専門的な学習を前に、大学生活に潜むリスクなどについて学ぶ授業も用意。その一環として同学科の1年生約80人が参加した。

 県警本部生活安全総務課の田中真人警部補は闇バイト募集の典型的な手口を紹介。交流サイト(SNS)をきっかけに「テレグラム」や「シグナル」などの秘匿性の高いアプリに誘導され、個人情報を送るよう指示。犯行を断れない状況にし、捕まるまで繰り返すケースが後を絶たないと説明した。

 2025年度に全国で特殊詐欺で検挙された人数は2307人で、そのうち約20%が少年。主犯格など中枢のメンバーは少なく、田中警部補は「闇バイトは利用されるだけ。『簡単で高収入』などの文言にだまされず、怪しいと思ったら『ノー』と言える勇気を持って」と呼びかけた。

 ディップの磯村美嘉さんは求人広告の審査体験として、求人情報から通常のアルバイトとしてサイトに掲載していいかを見極めるクイズを実施。仕事の内容に具体性がなかったり、報酬が異常に高かったりする場合には注意が必要だと説明した。

 また、闇バイトの種類として被害者に電話をかけてだます「かけ子」や振り込まれた現金をATMから引き出す「出し子」、違法薬物や現金を運ぶ「運び屋」、持っている銀行口座を売買する「口座売買」などを紹介。磯村さんは「銀行口座を一度販売すると持っている全ての口座が凍結されて、新しい口座もつくれなくなる。今後の社会生活が困難になる」と注意を促した。

 講座を聞いた同大の三浦茜さん(19)は「闇バイトに共通するワードには気をつけて、家族などに相談しながら安全にアルバイトをしていきたい」と話した。(宮下爽)

(2026年6月25日 中日新聞朝刊なごや東版より)
  • X

戻る < 一覧に戻る > 次へ