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岡崎産食材ちりばめ 「おかず番付表」作成 愛知学泉短大

「おかず番付表」に掲載する創作料理の候補=岡崎市舳越町の愛知学泉短大で
「おかず番付表」は江戸時代末期に実際に発刊された「日々徳用倹約料理角力取組」のこと。庶民が日常的に倹約しながら作ったおかずを、大関を筆頭に「魚類方」と「精進方」で東西に分け、相撲の番付風にまとめている。
同学科では毎年、JAあいち三河(同市)と連携し、地元産品を使用した創作料理を考え、リーフレットを作っている。今年は広く市民に親しんでもらおうと番付風にすることに。植物油メインの「あっさり方」、動物油メインの「こってり方」で東西を分け、それぞれ評価が高かった3品ずつを掲載する。
この日は2年生28人が調理、プレゼンし、食育ソムリエらが審査した。八丁味噌(みそ)を使うグループが多く、野菜炒めやチヂミなど随所に岡崎産をちりばめた料理が並んだ。伊東綾香さんのグループは、県産レンコンと岡崎特産「法性寺(ほっしょうじ)ねぎ」を練り込んだ鶏団子入りのスープ煮を出品。「年齢に関係なく誰でも楽しめるレシピになった」と自信を見せた。
番付表は愛知産業大スマートデザイン学科(同市)の学生がデザインを担当し、本年度末までに完成させる。同JA管内の産直施設や市役所などで配布する予定。
(2025年12月17日 中日新聞朝刊豊田版より)