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イベント 2025.09.25
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室内楽 楽しさ音色に乗せ 学内選抜 愛知県芸大生コンサート

多彩な編成で演奏を披露する学生ら=長久手市の県立芸術大で
7月初旬に教授らによる審査があり、19組の応募者から7組が出演した。弦や木管、金管楽器などから3~7人の編成。少人数の室内楽編成によるクラシック音楽を奏でた。
ブリテンの「幻想四重奏曲」を、4人編成でオーボエを演奏した4年の前田菜穂子さん(22)は「自分たちだけで練習しているときより、お客さんに曲の世界観や空気感を伝える気持ちで演奏できた」と充実した表情だった。
最前列で鑑賞していた瀬戸市の男性(70)は「息が合った演奏ですごく上手。楽しそうに演奏している感じが伝わってきた」と話した。
コンサートは演奏だけでなく、学生らが企画や運営を学ぶのも特徴。学外との窓口役を担当した3年の芥川共生(ともき)さん(21)は「とにかく人に助けてもらった。1人ではイベントはできないんだな、と改めて感じた」と振り返った。(宮下爽)
(2025年9月25日 中日新聞朝刊なごや東版より)